関数 $f(x) = e^{1-x^2}$ のグラフの概形を把握するための問題です。 まず、与えられた増減表と$f'(x)$の符号から関数の増減を調べ、空欄を埋めます。 次に、$f'(x)$と$f''(x)$の符号からグラフの凹凸を調べ、それぞれの区間に対応する概形を選択します。

解析学関数のグラフ微分増減凹凸極大値指数関数
2025/7/25

1. 問題の内容

関数 f(x)=e1x2f(x) = e^{1-x^2} のグラフの概形を把握するための問題です。
まず、与えられた増減表とf(x)f'(x)の符号から関数の増減を調べ、空欄を埋めます。
次に、f(x)f'(x)f(x)f''(x)の符号からグラフの凹凸を調べ、それぞれの区間に対応する概形を選択します。

2. 解き方の手順

Q5:
(1) f(x)f'(x) の符号に着目します。x<0x<0 では f(x)>0f'(x)>0 であり、0<x0<x では f(x)<0f'(x)<0 です。
(2) x<0x < 0 では f(x)>0f'(x) > 0 なので、f(x)f(x) は増加します。
(3) 0<x0 < x では f(x)<0f'(x) < 0 なので、f(x)f(x) は減少します。
(4) x=0x=0 では f(x)=0f'(x) = 0 であり、f(x)f(x) は増加から減少に転じるため、x=0x=0f(x)f(x) は極大となります。
Q6:
グラフの凹凸を調べるために、f(x)f'(x)f(x)f''(x) の符号に着目します。
(1) x<12x < -\frac{1}{\sqrt{2}} のとき、f(x)>0f'(x) > 0 かつ f(x)>0f''(x) > 0 なので、グラフは上に凸で増加します。したがって、概形はBです。
(2) 12<x<0-\frac{1}{\sqrt{2}} < x < 0 のとき、f(x)>0f'(x) > 0 かつ f(x)<0f''(x) < 0 なので、グラフは下に凸で増加します。したがって、概形はAです。
(3) 0<x<120 < x < \frac{1}{\sqrt{2}} のとき、f(x)<0f'(x) < 0 かつ f(x)<0f''(x) < 0 なので、グラフは下に凸で減少します。したがって、概形はDです。
(4) 12<x\frac{1}{\sqrt{2}} < x のとき、f(x)<0f'(x) < 0 かつ f(x)>0f''(x) > 0 なので、グラフは上に凸で減少します。したがって、概形はCです。

3. 最終的な答え

Q5:
(1) 正
(2) 増加
(3) 減少
(4) 極大
Q6:
(1) B
(2) A
(3) D
(4) C

「解析学」の関連問題

区分関数 $f(x)$ が与えられており、 $f(x) = \begin{cases} 2x^2 - 8ax + 3 & (x \le 1) \\ \log_a x & (x > 1) \end{ca...

微分単調減少対数関数区分関数
2025/7/25

(1) 関数 $f(x) = e^x - \sin(x)$ のマクローリン展開を3次まで求めよ。 (2) (1)で求めたマクローリン展開を$g(x)$とおく。関数$g(x)$の増減、凹凸を調べ、曲線$...

マクローリン展開関数の増減関数の凹凸グラフの概形
2025/7/25

(3) $\int \frac{x+5}{(x-1)(x+2)} dx$ を計算し、$\log$ の形で表された結果の空欄を埋める。 (4) $\lim_{x \to 2} \frac{1}{x-2}...

積分部分分数分解極限ロピタルの定理
2025/7/25

与えられた4つの積分・極限の問題を解き、空欄を埋める問題です。 (1) $\int \frac{dx}{(5x+3)^2} = \frac{\boxed{ア}}{\boxed{イウ}x + \boxe...

積分極限置換積分部分積分ロピタルの定理
2025/7/25

与えられた問題は、極限、級数の和、微分の計算問題です。具体的には、以下の内容を計算します。 * 問題1.1:極限の計算 * (1) $\lim_{x \to 1} \frac{x^3 ...

極限級数微分合成関数の微分積の微分商の微分
2025/7/25

$\lim_{x \to 0} \frac{\tan x - \sin x}{x^3}$ を求めよ。

極限三角関数テイラー展開
2025/7/25

次の極限を計算する問題です。ここで、$a>0$ です。 $$ \lim_{x \to 0} \frac{\log(x+a) - \log a}{x} $$

極限対数ロピタルの定理
2025/7/25

$\lim_{x \to 0} \frac{a^x - 1}{x}$ (ただし、$a > 0$ かつ $a \neq 1$) を計算します。

極限指数関数対数関数微分ロピタルの定理
2025/7/25

次の不定積分を求めよ。ただし、数値は半角数字で入力すること。 $\int \frac{\sin x}{3-3\cos x -2\sin^2 x} dx$ の不定積分を求め、 $\log|\frac{\...

不定積分三角関数置換積分部分分数分解
2025/7/25

不定積分 $\int \frac{\cos x}{5 - \cos 2x - 6 \sin x} dx$ を求めよ。結果は $\frac{1}{ア} \log \left| \frac{イ - \si...

積分不定積分三角関数部分分数分解置換積分
2025/7/25