底面の半径が8cm、高さが12cmの円錐Pを底面に平行な面で切り、円錐Qと、PからQを取り除いた立体Aに分ける。円錐PとQの高さの比が4:3であるとき、立体Aの体積を求める。

幾何学円錐体積相似立体図形
2025/4/3

1. 問題の内容

底面の半径が8cm、高さが12cmの円錐Pを底面に平行な面で切り、円錐Qと、PからQを取り除いた立体Aに分ける。円錐PとQの高さの比が4:3であるとき、立体Aの体積を求める。

2. 解き方の手順

まず、円錐Pの体積を求めます。
円錐の体積は V=13πr2hV = \frac{1}{3} \pi r^2 h で与えられます。
ここで、r=8r=8 cm、h=12h=12 cmなので、
VP=13π(82)(12)=13π(64)(12)=256πV_P = \frac{1}{3} \pi (8^2) (12) = \frac{1}{3} \pi (64)(12) = 256 \pi cm3^3
次に、円錐Qの体積を求めます。
円錐PとQの高さの比が4:3なので、相似比は4:3です。
体積比は相似比の3乗なので、43:33=64:274^3 : 3^3 = 64:27となります。
したがって、円錐Qの体積は
VQ=VP×2764=256π×2764=4π×27=108πV_Q = V_P \times \frac{27}{64} = 256 \pi \times \frac{27}{64} = 4 \pi \times 27 = 108 \pi cm3^3
最後に、立体Aの体積を求めます。
立体Aの体積は、円錐Pの体積から円錐Qの体積を引いたものです。
VA=VPVQ=256π108π=148πV_A = V_P - V_Q = 256 \pi - 108 \pi = 148 \pi cm3^3

3. 最終的な答え

立体Aの体積は 148π148\pi cm3^3 です。

「幾何学」の関連問題

直方体ABCD-EFGHにおいて、FG=$2\sqrt{2}$、CG=$\sqrt{23}$、HG=$2\sqrt{2}$、$\triangle CFH = 6\sqrt{3}$である。 (1) 三角...

空間図形直方体三角錐体積三平方の定理
2025/4/11

一辺の長さが1の正四面体OABCにおいて、辺ABの中点をMとするとき、以下のものを求める問題です。 (1) $\sin \angle OMC$ (2) 三角形OMCの面積S (3) 正四面体OABCの...

正四面体空間図形三角比体積面積余弦定理
2025/4/11

半径 $R$ の円に内接する四角形 $ABCD$ があり、$AB=5$, $BC=CD=2$, $AD=4$ である。このとき、$AC$ の長さと $R$ の値を求めよ。

四角形内接余弦定理正弦定理
2025/4/11

一辺の長さが5の正四面体ABCDがある。辺BCの中点をMとし、∠AMD = θとする。頂点AからMDに下ろした垂線をANとする。 (1) $\cos{\theta}$ を求めよ。 (2) ANの長さを...

正四面体三角比余弦定理三平方の定理空間図形
2025/4/11

原点O、点P($\cos \theta, \sin \theta$) (ただし、$0 < \theta < \frac{\pi}{2}$) がある座標平面上に、点Pを通り傾きが$-\frac{3}{4...

三角関数座標平面面積最大値直線の傾き
2025/4/11

一辺の長さが5の正四面体ABCDにおいて、辺BCを2:3に内分する点をPとするとき、以下の問いに答える。 (1) 線分APの長さを求める。 (2) 角APDを$\theta$とおくとき、$\sin \...

空間図形ベクトル正四面体内分三角比面積
2025/4/11

底面の半径が $r$ 、高さが $h$ の円柱がある。この円柱の底面の半径を $\frac{1}{2}$ 倍にし、高さを2倍にした新しい円柱を作る。新しい円柱の体積は、元の円柱の体積の何倍になるか求め...

体積円柱相似
2025/4/11

500円硬貨の周りに巻き付けた紐と、その硬貨の周りから2cm離して1周させた紐の長さの差を求める問題です。円周率は $π$ とします。

円周円周率長さ幾何
2025/4/11

## 問題の内容

ベクトル位置ベクトル中点重心内分点
2025/4/11

ベクトル $\vec{A}$ を、2本の点線と平行な2つのベクトルに分解する問題です。

ベクトルベクトルの分解線形結合図形
2025/4/11