2つのデータセットAとBが与えられています。それぞれ12人ずつのグループが、ある月に読んだ本の冊数を示しています。データセットAとBの箱ひげ図をそれぞれ描き、どちらのグループの散らばりの程度が大きいかを答えます。 A: 0, 1, 2, 3, 3, 3, 4, 4, 5, 5, 6, 7 (冊) B: 0, 1, 1, 1, 2, 2, 3, 3, 4, 5, 6, 7 (冊)

確率論・統計学箱ひげ図四分位範囲データの散らばり統計的分析
2025/4/3

1. 問題の内容

2つのデータセットAとBが与えられています。それぞれ12人ずつのグループが、ある月に読んだ本の冊数を示しています。データセットAとBの箱ひげ図をそれぞれ描き、どちらのグループの散らばりの程度が大きいかを答えます。
A: 0, 1, 2, 3, 3, 3, 4, 4, 5, 5, 6, 7 (冊)
B: 0, 1, 1, 1, 2, 2, 3, 3, 4, 5, 6, 7 (冊)

2. 解き方の手順

箱ひげ図を描くために、各データセットの最小値、最大値、第一四分位数(Q1)、中央値(Q2)、第三四分位数(Q3)を計算します。
四分位範囲(IQR)を IQR=Q3Q1IQR = Q3 - Q1 で計算します。
データセットA:
- 最小値: 0
- 最大値: 7
- 中央値(Q2): (3 + 4) / 2 = 3.5
- Q1: 2
- Q3: 5
- IQR: 5 - 2 = 3
データセットB:
- 最小値: 0
- 最大値: 7
- 中央値(Q2): (2 + 3) / 2 = 2.5
- Q1: 1
- Q3: 4.5
- IQR: 4.5 - 1 = 3.5
箱ひげ図は、これらの値を用いて描画します。
散らばりの程度は、四分位範囲(IQR)の大きさで比較できます。IQRが大きいほど、データの散らばりが大きいと言えます。また、箱ひげ図の箱の長さがデータの散らばりを示します。
IQR(B) > IQR(A) なので、Bの方が散らばりの程度が大きい。

3. 最終的な答え

散らばりの程度が大きいのは、Bグループです。

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