問題Aの1.(1)と(2)の空欄を埋める問題です。 (1) $y = x^4 - x^3 - x + 1$ (2) $y = (x-2)e^x$

解析学微分極値関数の増減
2025/7/22

1. 問題の内容

問題Aの1.(1)と(2)の空欄を埋める問題です。
(1) y=x4x3x+1y = x^4 - x^3 - x + 1
(2) y=(x2)exy = (x-2)e^x

2. 解き方の手順

(1)
y=x4x3x+1y = x^4 - x^3 - x + 1 を微分すると y=4x33x21y' = 4x^3 - 3x^2 - 1
yy'(x1)(x-1) を因数に持つので、
y=(x1)(4x2+x+1)y' = (x-1)(4x^2 + x + 1)
4x2+x+14x^2 + x + 1 の判別式は 12441=15<01^2 - 4*4*1 = -15 < 0 なので、実数解を持たない。
よって、4x2+x+14x^2+x+1 の符号は常に正である。
したがって、yy' の符号は (x1)(x-1) の符号と同じになるので、x>1x>1で正、x<1x<1で負。
y=0y' = 0 となるのは x=1x = 1 のとき。
yy' の符号は x=1x=1 の前後で負から正に変わるので、yyx=1x=1 で極小値をとる。
x=1x = 1 のとき、y=14131+1=0y = 1^4 - 1^3 - 1 + 1 = 0
(2)
y=(x2)exy = (x-2)e^x を微分すると y=ex+(x2)ex=(x1)exy' = e^x + (x-2)e^x = (x-1)e^x
y=ex+(x1)ex=xexy'' = e^x + (x-1)e^x = xe^x
y=0y' = 0 となるのは x=1x = 1 のとき。
x=1x = 1 のとき、y=1e1=e>0y'' = 1*e^1 = e > 0
したがって、yyx=1x = 1 で極小値をとる。
x=1x = 1 のとき、y=(12)e1=ey = (1-2)e^1 = -e

3. 最終的な答え

(1)
(1): 4x33x214x^3 - 3x^2 - 1
(2): (4x2+x+1)(4x^2+x+1)
(3): 正
(4): 11
(5): 負->正
(6): 極小
(7): 00
(2)
(8): (x1)(x-1)
(9): xx
(10): 11
(11): ee
(12): 極小
(13): e-e

「解析学」の関連問題

$\int (5\sin x - 4\cos x) dx$ を計算します。

不定積分三角関数指数関数対数関数置換積分部分積分
2025/7/23

問題は、関数 $\frac{1}{x}$ の不定積分を求めることです。

積分不定積分対数関数
2025/7/23

(1) $\sqrt{1-x}$ の2次の近似式を用いて、$\sqrt{0.9}$ と $\sqrt{24}$ の近似値を求める。 (2) $\sqrt[3]{1+x}$ の2次の近似式を用いて、$\...

近似テイラー展開平方根立方根
2025/7/23

与えられた微分方程式 $\frac{dx}{dt} = \sqrt{a - bx}$ を解きます。ここで、$a$ と $b$ は定数です。

微分方程式変数分離形積分置換積分
2025/7/23

以下の問題が与えられています。 (1) $\sqrt[n]{n!} = \exp\left(\frac{1}{n}\sum_{k=1}^{n} \log k\right)$ を示す。 (2) $n \...

極限数列対数積分Stirlingの公式
2025/7/23

問題は、極限 $\lim_{n \to \infty} \sqrt[n]{n!}$ を求めるものです。 (1) $\sqrt[n]{n!} = \exp(\frac{1}{n} \sum_{k=1}^...

極限数列対数Stirlingの公式
2025/7/23

$k$ を正の定数とするとき、以下の双曲線関数の導関数を求めよ。 (1) $\sinh kx$ (2) $\cosh kx$ (3) $\tanh kx$

双曲線関数導関数微分
2025/7/23

$k$ を正の定数とする。以下の3つの関数について、それぞれの導関数を求める問題です。 (1) $\sinh kx$ (2) $\cosh kx$ (3) $\tanh kx$

導関数双曲線関数微分合成関数の微分tanhcoshsinh
2025/7/23

次の関数の導関数を求めます。 (1) $y = \frac{x}{\log x}$ (2) $y = \tan^{-1} \frac{x}{\sqrt{1+x^2}}$ (3) $y = \log(1...

導関数微分合成関数商の微分公式逆三角関数双曲線関数
2025/7/23

微分方程式 $\frac{dx}{dt} = \frac{1}{\sqrt{a - bt^2}}$ を解いて、$x$ を $t$ の関数として求める問題です。ここで、$a$ と $b$ は定数です。

微分方程式積分変数変換
2025/7/23