関数 $y = -x^2 - 2x + 1$ について、与えられた定義域における最大値と最小値を求める問題です。定義域は以下の4つの場合について考えます。 (1) $0 \leq x \leq 2$ (2) $-2 \leq x \leq 1$ (3) $-4 \leq x \leq -3$ (4) $-2 \leq x \leq 0$

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/22
## 解答

1. 問題の内容

関数 y=x22x+1y = -x^2 - 2x + 1 について、与えられた定義域における最大値と最小値を求める問題です。定義域は以下の4つの場合について考えます。
(1) 0x20 \leq x \leq 2
(2) 2x1-2 \leq x \leq 1
(3) 4x3-4 \leq x \leq -3
(4) 2x0-2 \leq x \leq 0

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数 y=x22x+1y = -x^2 - 2x + 1 を平方完成します。
y=(x2+2x)+1y = -(x^2 + 2x) + 1
y=(x2+2x+11)+1y = -(x^2 + 2x + 1 - 1) + 1
y=((x+1)21)+1y = -((x+1)^2 - 1) + 1
y=(x+1)2+1+1y = -(x+1)^2 + 1 + 1
y=(x+1)2+2y = -(x+1)^2 + 2
この式から、この関数は上に凸な放物線であり、頂点の座標は (1,2)(-1, 2) であることがわかります。
次に、それぞれの定義域について、最大値と最小値を求めます。
頂点のx座標が定義域に含まれるかどうか、定義域の端点のy座標を比較することで最大値と最小値を求めます。
(1) 0x20 \leq x \leq 2 の場合
頂点のx座標であるx=1x = -1は、定義域に含まれません。x=0x = 0のとき、y=(0+1)2+2=1+2=1y = -(0+1)^2 + 2 = -1 + 2 = 1x=2x = 2のとき、y=(2+1)2+2=9+2=7y = -(2+1)^2 + 2 = -9 + 2 = -7。したがって、最大値は11 (x=0x=0)、最小値は7-7 (x=2x=2)となります。
(2) 2x1-2 \leq x \leq 1 の場合
頂点のx座標であるx=1x = -1は、定義域に含まれます。したがって、最大値は頂点のy座標である22 (x=1x=-1)です。x=2x = -2のとき、y=(2+1)2+2=1+2=1y = -(-2+1)^2 + 2 = -1 + 2 = 1x=1x = 1のとき、y=(1+1)2+2=4+2=2y = -(1+1)^2 + 2 = -4 + 2 = -2。したがって、最小値は2-2 (x=1x=1)となります。
(3) 4x3-4 \leq x \leq -3 の場合
頂点のx座標であるx=1x = -1は、定義域に含まれません。x=4x = -4のとき、y=(4+1)2+2=9+2=7y = -(-4+1)^2 + 2 = -9 + 2 = -7x=3x = -3のとき、y=(3+1)2+2=4+2=2y = -(-3+1)^2 + 2 = -4 + 2 = -2。したがって、最大値は2-2 (x=3x=-3)、最小値は7-7 (x=4x=-4)となります。
(4) 2x0-2 \leq x \leq 0 の場合
頂点のx座標であるx=1x = -1は、定義域に含まれます。したがって、最大値は頂点のy座標である22 (x=1x=-1)です。x=2x = -2のとき、y=(2+1)2+2=1+2=1y = -(-2+1)^2 + 2 = -1 + 2 = 1x=0x = 0のとき、y=(0+1)2+2=1+2=1y = -(0+1)^2 + 2 = -1 + 2 = 1。したがって、最小値は11 (x=2,0x=-2, 0)となります。

3. 最終的な答え

(1) 最大値: 1 (x=0), 最小値: -7 (x=2)
(2) 最大値: 2 (x=-1), 最小値: -2 (x=1)
(3) 最大値: -2 (x=-3), 最小値: -7 (x=-4)
(4) 最大値: 2 (x=-1), 最小値: 1 (x=-2, 0)

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