問題は2つあります。 * **問題1**:箱ひげ図に関する問題です。A班とB班の箱ひげ図が与えられており、(1) A班の分布の範囲を求める。(2) A班とB班を比較して、第1四分位数、中央値、第3四分位数、四分位範囲の中でA班の方が大きいものを選択する。(3) B班の箱ひげ図を作成するためのデータとして正しいものを選択する。 * **問題2**:確率の問題です。A, B, Cの文字が書かれた球が入った箱から球を取り出す状況について、(1) 同時に2個取り出すとき、Bの文字が書かれた球が含まれる確率を求める。(2) 理子さんと真人さんが順番に球を取り出すとき、文中の空欄を埋める。

確率論・統計学箱ひげ図確率四分位数組み合わせ
2025/7/22

1. 問題の内容

問題は2つあります。
* **問題1**:箱ひげ図に関する問題です。A班とB班の箱ひげ図が与えられており、(1) A班の分布の範囲を求める。(2) A班とB班を比較して、第1四分位数、中央値、第3四分位数、四分位範囲の中でA班の方が大きいものを選択する。(3) B班の箱ひげ図を作成するためのデータとして正しいものを選択する。
* **問題2**:確率の問題です。A, B, Cの文字が書かれた球が入った箱から球を取り出す状況について、(1) 同時に2個取り出すとき、Bの文字が書かれた球が含まれる確率を求める。(2) 理子さんと真人さんが順番に球を取り出すとき、文中の空欄を埋める。

2. 解き方の手順

**問題1**:
(1) A班の分布の範囲(レンジ)は、最大値から最小値を引いて求めます。箱ひげ図から、A班の最大値は10、最小値は5なので、レンジは 105=510 - 5 = 5 です。
(2) 箱ひげ図を比較します。
* 第1四分位数:A班は7付近、B班も7付近なので、ほぼ同じです。
* 中央値:A班は8、B班は7なので、A班の方が大きいです。
* 第3四分位数:A班は9、B班は8なので、A班の方が大きいです。
* 四分位範囲:A班は 97=29 - 7 = 2、B班は 87=18 - 7 = 1なので、A班の方が大きいです。
したがって、A班の方が大きいものは、②中央値、③第3四分位数、④四分位範囲です。
(3) B班の箱ひげ図の特徴を確認します。
最小値5.5、最大値10、第1四分位数7付近、中央値7、第3四分位数8であるものを探します。選択肢を見ると、(2)がこれらの条件を満たします。
**問題2**:
(1) 箱の中にA, B, C, Cの4つの球が入っています。この中から2個の球を同時に取り出す組み合わせは、全部で 4C2=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6 通りです。
Bの球が含まれる組み合わせは、(A, B), (B, C), (B, C)の3通りです。
したがって、確率は 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2} です。
(2) 理子さんがAの文字が書かれた球を取り出す確率は、箱の中にAの球が1つあるので、14\frac{1}{4} です。(ア) = 14\frac{1}{4}
理子さんがBの球を取り出した場合、箱の中はA, C, Cの3つの球になります。このとき真人さんがCの球を取り出す確率は 23\frac{2}{3} です。
14\frac{1}{4}23\frac{2}{3} を比較します。14=312\frac{1}{4} = \frac{3}{12}23=812\frac{2}{3} = \frac{8}{12}なので、23\frac{2}{3} の方が大きいです。
したがって、理子さんがAの文字が書かれた球を取り出す確率は、理子さんがBの文字が書かれた球を取り出し、真人さんがCの文字が書かれた球を取り出す確率より小さいです。(イ) = 小さい

3. 最終的な答え

**問題1**:
(1) 5
(2) ②, ③, ④
(3) ②
**問題2**:
(1) 12\frac{1}{2}
(2) (ア) 14\frac{1}{4} (イ) 小さい

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