ある企業の費用関数 $C(X)$ が $C(X) = 2X^2 + 6X$ で与えられています。価格が30であるとき、この企業が利潤を最大にする生産量 $X$ における供給の価格弾力性を計算します。限界費用 $MC$ は $MC = 4X + 6$ です。
2025/7/22
1. 問題の内容
ある企業の費用関数 が で与えられています。価格が30であるとき、この企業が利潤を最大にする生産量 における供給の価格弾力性を計算します。限界費用 は です。
2. 解き方の手順
(1) 利潤を最大にする生産量を求める。利潤最大化の条件は、価格 と限界費用 が等しくなることです。
したがって、利潤を最大にする生産量は6です。
(2) 供給の価格弾力性を計算する。供給の価格弾力性 は、価格の変化率に対する供給量の変化率として定義されます。
ここで、 は供給量、 は価格です。
供給曲線は限界費用曲線と同じであるため、 は限界費用曲線の逆数の傾きです。
より、
したがって、
利潤を最大にする生産量において、、 です。
よって、供給の価格弾力性は、
3. 最終的な答え
供給の価格弾力性は1.25です。