与えられた等式 $\frac{3x+2}{x(x+1)^2} = \frac{a}{x} + \frac{b}{x+1} + \frac{c}{(x+1)^2}$ が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b, c$ の値を定める問題です。

代数学部分分数分解恒等式連立方程式
2025/7/22

1. 問題の内容

与えられた等式
3x+2x(x+1)2=ax+bx+1+c(x+1)2\frac{3x+2}{x(x+1)^2} = \frac{a}{x} + \frac{b}{x+1} + \frac{c}{(x+1)^2}
xx についての恒等式となるように、定数 a,b,ca, b, c の値を定める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた等式の両辺に x(x+1)2x(x+1)^2 をかけます。
3x+2=a(x+1)2+b(x)(x+1)+c(x)3x+2 = a(x+1)^2 + b(x)(x+1) + c(x)
次に、右辺を展開します。
3x+2=a(x2+2x+1)+b(x2+x)+cx3x+2 = a(x^2+2x+1) + b(x^2+x) + cx
3x+2=ax2+2ax+a+bx2+bx+cx3x+2 = ax^2+2ax+a + bx^2+bx + cx
3x+2=(a+b)x2+(2a+b+c)x+a3x+2 = (a+b)x^2 + (2a+b+c)x + a
この式が xx についての恒等式であるためには、両辺の各次数の係数が等しくなければなりません。
したがって、以下の連立方程式が得られます。
a+b=0a+b = 0
2a+b+c=32a+b+c = 3
a=2a = 2
a=2a=2 を最初の式に代入すると、
2+b=02+b=0
b=2b = -2
a=2a=2b=2b=-2 を二番目の式に代入すると、
2(2)+(2)+c=32(2) + (-2) + c = 3
42+c=34-2+c = 3
2+c=32+c=3
c=1c = 1

3. 最終的な答え

したがって、a=2a=2, b=2b=-2, c=1c=1 が答えです。
a=2a = 2
b=2b = -2
c=1c = 1

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