与えられた複数の2次関数に関する問題を解きます。具体的には、グラフが通る点の座標、グラフの平行移動、頂点の座標、条件を満たす2次関数の式などを求めます。

代数学二次関数グラフ平行移動頂点二次関数の式
2025/7/22

1. 問題の内容

与えられた複数の2次関数に関する問題を解きます。具体的には、グラフが通る点の座標、グラフの平行移動、頂点の座標、条件を満たす2次関数の式などを求めます。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) y=3x22x+2y = 3x^2 - 2x + 2のグラフが通る点の座標を一つ求めるには、適当なxxの値を代入して、yyの値を計算します。例えば、x=0x=0とすると、y=3(0)22(0)+2=2y = 3(0)^2 - 2(0) + 2 = 2となります。したがって、(0,2)(0, 2)はグラフが通る点の1つです。
(2) y=3(x+1)21y = 3(x+1)^2 - 1に関する表を作るのは省略します。
(3) y=x2y = x^2のグラフをxx方向に11yy方向に1-1だけ平行移動させると、y+1=(x1)2y+1 = (x-1)^2となり、y=(x1)21y = (x-1)^2 - 1となります。平行移動されたグラフの頂点は(1,1)(1, -1)です。
(4) y=2(x2)26y = 2(x-2)^2 - 6y=2(x+1)21y = 2(x+1)^2 - 1にするには、xx方向に3-3yy方向に55だけ平行移動します。なぜなら、頂点(2,6)(2, -6)を頂点(1,1)(-1, -1)に移すには、xx座標を2(1)=32-(-1) = 3だけ左に(つまり3-3)、yy座標を6(1)=5-6-(-1) = -5だけ上に(つまり55)移動する必要があるからです。
問題2:
(1) 頂点の座標が(3,0)(3, 0)となる上に凸の2次関数のグラフの式は、y=a(x3)2y = -a(x-3)^2 (ただし、a>0a > 0) と表されます。例えば、y=(x3)2y = -(x-3)^2です。
(2) 頂点の座標が(1,2)(1, 2)となる下に凸の2次関数のグラフの式は、y=a(x1)2+2y = a(x-1)^2 + 2 (ただし、a>0a > 0) と表されます。例えば、y=(x1)2+2y = (x-1)^2 + 2です。
問題3:
(1) y=12(x1)2+3y = \frac{1}{2}(x-1)^2 + 3の頂点は(1,3)(1, 3)です。
(2) y=3x22y = 3x^2 - 2の頂点は(0,2)(0, -2)です。
(3) y=2(x+2)2y = -2(x+2)^2の頂点は(2,0)(-2, 0)です。
問題4:
(1) 頂点が(1,2)(1, 2)なので、y=a(x1)2+2y = a(x-1)^2 + 2と表されます。点(3,1)(3, 1)を通るので、1=a(31)2+21 = a(3-1)^2 + 2となり、1=4a+21 = 4a + 2から4a=14a = -1a=14a = -\frac{1}{4}となります。したがって、y=14(x1)2+2y = -\frac{1}{4}(x-1)^2 + 2です。
(2) 軸がx=1x = -1なので、y=a(x+1)2+qy = a(x+1)^2 + qと表されます。点(1,2)(1, -2)(3,10)(3, 10)を通るので、
2=a(1+1)2+q-2 = a(1+1)^2 + q
10=a(3+1)2+q10 = a(3+1)^2 + q
すなわち、
2=4a+q-2 = 4a + q
10=16a+q10 = 16a + q
この連立方程式を解きます。10(2)=16a4a10 - (-2) = 16a - 4aより、12=12a12 = 12aa=1a = 1となります。すると、2=4(1)+q-2 = 4(1) + qより、q=6q = -6となります。したがって、y=(x+1)26y = (x+1)^2 - 6です。

3. 最終的な答え

問題1:
(1) (0,2)(0, 2) (例)
(3) y=(x1)21y = (x-1)^2 - 1, 頂点(1,1)(1, -1)
(4) xx方向に3-3yy方向に55
問題2:
(1) y=(x3)2y = -(x-3)^2 (例)
(2) y=(x1)2+2y = (x-1)^2 + 2 (例)
問題3:
(1) (1,3)(1, 3)
(2) (0,2)(0, -2)
(3) (2,0)(-2, 0)
問題4:
(1) y=14(x1)2+2y = -\frac{1}{4}(x-1)^2 + 2
(2) y=(x+1)26y = (x+1)^2 - 6

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