次の3つの2次不等式を解く問題です。 (1) $-x^2 - x \geq 0$ (2) $-x^2 + 2x + 8 < 0$ (3) $-x^2 - 6x + 7 \geq 0$

代数学二次不等式因数分解不等式
2025/7/22

1. 問題の内容

次の3つの2次不等式を解く問題です。
(1) x2x0-x^2 - x \geq 0
(2) x2+2x+8<0-x^2 + 2x + 8 < 0
(3) x26x+70-x^2 - 6x + 7 \geq 0

2. 解き方の手順

(1) x2x0-x^2 - x \geq 0
まず、両辺に-1をかけて不等号の向きを変えます。
x2+x0x^2 + x \leq 0
次に、左辺を因数分解します。
x(x+1)0x(x + 1) \leq 0
この不等式が成り立つのは、xxx+1x+1の符号が異なる場合です。
x0x \leq 0かつx+10x+1 \geq 0の場合、またはx0x \geq 0かつx+10x+1 \leq 0の場合を考えます。
x0x \leq 0かつx1x \geq -1の場合、1x0-1 \leq x \leq 0となります。
x0x \geq 0かつx1x \leq -1の場合、これは起こり得ません。
したがって、解は1x0-1 \leq x \leq 0となります。
(2) x2+2x+8<0-x^2 + 2x + 8 < 0
まず、両辺に-1をかけて不等号の向きを変えます。
x22x8>0x^2 - 2x - 8 > 0
次に、左辺を因数分解します。
(x4)(x+2)>0(x - 4)(x + 2) > 0
この不等式が成り立つのは、x4x-4x+2x+2の符号が同じ場合です。
x4>0x - 4 > 0かつx+2>0x + 2 > 0の場合、またはx4<0x - 4 < 0かつx+2<0x + 2 < 0の場合を考えます。
x>4x > 4かつx>2x > -2の場合、x>4x > 4となります。
x<4x < 4かつx<2x < -2の場合、x<2x < -2となります。
したがって、解はx<2x < -2またはx>4x > 4となります。
(3) x26x+70-x^2 - 6x + 7 \geq 0
まず、両辺に-1をかけて不等号の向きを変えます。
x2+6x70x^2 + 6x - 7 \leq 0
次に、左辺を因数分解します。
(x+7)(x1)0(x + 7)(x - 1) \leq 0
この不等式が成り立つのは、x+7x+7x1x-1の符号が異なる場合です。
x+70x + 7 \geq 0かつx10x - 1 \leq 0の場合、またはx+70x + 7 \leq 0かつx10x - 1 \geq 0の場合を考えます。
x7x \geq -7かつx1x \leq 1の場合、7x1-7 \leq x \leq 1となります。
x7x \leq -7かつx1x \geq 1の場合、これは起こり得ません。
したがって、解は7x1-7 \leq x \leq 1となります。

3. 最終的な答え

(1) 1x0-1 \leq x \leq 0
(2) x<2x < -2 または x>4x > 4
(3) 7x1-7 \leq x \leq 1

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