関数 $f(x) = x^2 - 3x + 4$ と直線 $y = mx$ を連立させるとどうなるか、という問題です。これは、言い換えると、2つのグラフの交点を求める問題です。

代数学二次関数判別式交点二次方程式
2025/7/22

1. 問題の内容

関数 f(x)=x23x+4f(x) = x^2 - 3x + 4 と直線 y=mxy = mx を連立させるとどうなるか、という問題です。これは、言い換えると、2つのグラフの交点を求める問題です。

2. 解き方の手順

2つの式を連立させるということは、yy の値を等しいとおいて、xx について解くということです。
ステップ1: 2つの式を yy について等しいとおく。
x23x+4=mxx^2 - 3x + 4 = mx
ステップ2: 上の式を整理して、xx についての二次方程式にする。
x23xmx+4=0x^2 - 3x - mx + 4 = 0
x2(3+m)x+4=0x^2 - (3+m)x + 4 = 0
ステップ3: この二次方程式の解の個数を調べるために、判別式 DD を計算する。
D=b24ac=((3+m))24(1)(4)D = b^2 - 4ac = (-(3+m))^2 - 4(1)(4)
D=(3+m)216D = (3+m)^2 - 16
D=9+6m+m216D = 9 + 6m + m^2 - 16
D=m2+6m7D = m^2 + 6m - 7
ステップ4: 判別式 DD の符号によって、交点の個数が変わる。
* D>0D > 0 のとき、2つのグラフは異なる2点で交わる。
* D=0D = 0 のとき、2つのグラフは1点で接する。
* D<0D < 0 のとき、2つのグラフは交わらない。
ステップ5: 判別式 DD を因数分解する。
D=m2+6m7=(m+7)(m1)D = m^2 + 6m - 7 = (m+7)(m-1)

3. 最終的な答え

2つの関数 f(x)=x23x+4f(x) = x^2 - 3x + 4y=mxy = mx を連立させると、二次方程式 x2(3+m)x+4=0x^2 - (3+m)x + 4 = 0 が得られます。この方程式の判別式は D=(m+7)(m1)D = (m+7)(m-1) です。
* m<7m < -7 または m>1m > 1 のとき、D>0D > 0 なので、2つのグラフは異なる2点で交わる。
* m=7m = -7 または m=1m = 1 のとき、D=0D = 0 なので、2つのグラフは1点で接する。
* 7<m<1-7 < m < 1 のとき、D<0D < 0 なので、2つのグラフは交わらない。

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