以下の6つの数列の極限を求める問題です。極限が存在する場合は、その値を求めます。 (1) $\lim_{n\to\infty} (-2)^n$ (2) $\lim_{n\to\infty} \frac{2n^2 - 1}{n^3 + 1}$ (3) $\lim_{n\to\infty} \frac{2 - n}{5n - 3}$ (4) $\lim_{n\to\infty} \frac{\sqrt{n} - \sqrt{n - 1}}{\sqrt{n + 2} - \sqrt{n}}$ (5) $\lim_{n\to\infty} \frac{\sin n}{n}$ (6) $\lim_{n\to\infty} \left(\frac{1}{1 + a^2}\right)^n$ (ただし、$a \neq 0$)
2025/7/23
1. 問題の内容
以下の6つの数列の極限を求める問題です。極限が存在する場合は、その値を求めます。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6) (ただし、)
2. 解き方の手順
(1)
は、が偶数のとき正の数になり、が奇数のとき負の数になる。絶対値は、が大きくなるにつれて無限大に発散する。したがって、極限は存在しない。
(2)
分子と分母をで割る。
のとき、、であるから、極限はとなる。
(3)
分子と分母をで割る。
のとき、、であるから、極限はとなる。
(4)
分子と分母をそれぞれ有理化する。
(5)
であるから、となる。
かつ であるから、挟み撃ちの原理より、となる。
(6) (ただし、)
より、であるから、となる。
したがって、となる。
3. 最終的な答え
(1) 極限は存在しない
(2) 0
(3)
(4)
(5) 0
(6) 0