与えられた3つの2変数関数 $f(x,y)$ の極値を求める問題です。定義域が指定されているものもあります。 (1) $f(x,y) = x^2 + xy + y^2 - 6x - 4y$ (2) $f(x,y) = e^x(x^2 + y^2)$ (3) $f(x,y) = \sin x + \sin y + \cos(x+y), (-\pi \le x, y \le \pi)$
2025/7/23
1. 問題の内容
与えられた3つの2変数関数 の極値を求める問題です。定義域が指定されているものもあります。
(1)
(2)
(3)
2. 解き方の手順
(1)
まず、偏微分を計算します。
かつ となる点を求めます。
この連立方程式を解くと、、 となります。
次に、2階偏微分を計算します。
ヘッセ行列式
より、 で極小値を取ります。
極小値は です。
(2)
まず、偏微分を計算します。
かつ となる点を求めます。
なので、。
なので、 または 。
よって、 と が候補となります。
次に、2階偏微分を計算します。
において、
より、 で極小値を取ります。
極小値は です。
において、
よって、鞍点であり極値を持ちません。
(3)
まず、偏微分を計算します。
かつ となる点を求めます。
よって、 なので、 または 。
(i) のとき、
または
のとき、 なので、
のとき、 なので、
(ii) のとき、
なので、
次に、2階偏微分を計算します。
において、
なので、鞍点です。
において、
かつ なので、極小値です。
において、
かつ なので、極大値です。
において、
かつ なので、極大値です。
において、
なので、鞍点です。
において、
なので、鞍点です。
3. 最終的な答え
(1) で極小値
(2) で極小値
(3) で極小値
と で極大値