次の無限等比級数の和を求めます。 $5 + 5 \cdot \frac{2}{3} + 5 \cdot (\frac{2}{3})^2 + 5 \cdot (\frac{2}{3})^3 + \dots + 5 \cdot (\frac{2}{3})^{n-1} + \dots$

解析学無限等比級数級数収束初項公比
2025/7/23

1. 問題の内容

次の無限等比級数の和を求めます。
5+523+5(23)2+5(23)3++5(23)n1+5 + 5 \cdot \frac{2}{3} + 5 \cdot (\frac{2}{3})^2 + 5 \cdot (\frac{2}{3})^3 + \dots + 5 \cdot (\frac{2}{3})^{n-1} + \dots

2. 解き方の手順

この無限等比級数は、初項 a=5a=5、公比 r=23r=\frac{2}{3} の等比数列の和です。
無限等比級数の和は、公比の絶対値 r|r| が 1 より小さいときに収束し、その和は次の公式で求められます。
S=a1rS = \frac{a}{1-r}
この問題では、a=5a=5r=23r=\frac{2}{3} であり、23<1|\frac{2}{3}| < 1 なので、無限等比級数は収束します。
したがって、和は次のようになります。
S=5123=513=53=15S = \frac{5}{1-\frac{2}{3}} = \frac{5}{\frac{1}{3}} = 5 \cdot 3 = 15

3. 最終的な答え

15

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