画像に写っている数学の問題を解きます。具体的には、以下の6つの問題を解きます。 (1) 図において、$DE // BC$, $AE = 3$ cm, $DE = 2$ cm, $CE = 6$ cm のとき、$BC$の長さを求めます。 (2) 図において、$∠ABC = ∠ACD$, $AB = 6$ cm, $BC = 4$ cm, $CA = 3$ cm のとき、$AD$ の長さを求めます。 (3) 底面の1辺が4cm, 高さ3cmの正四角錐の体積を求めます。 (4) $AB = AC$, $BC = 6$ cm である二等辺三角形$ABC$ の頂角$∠A$の二等分線 $AD$ の長さが4cmのとき、$AB = AC$ の長さを求めます。 (5) 円周上に4点$A, B, C, D$をとり、$AC$ と $BD$ の交点を $E$ とします。$∠ABE = 15°$, $∠BDC = 65°$ のとき、$∠AEB$を求めます。 (6) 半径が3cmの球の体積を求めます。

幾何学相似体積二等辺三角形円周角角の二等分線
2025/4/4

1. 問題の内容

画像に写っている数学の問題を解きます。具体的には、以下の6つの問題を解きます。
(1) 図において、DE//BCDE // BC, AE=3AE = 3 cm, DE=2DE = 2 cm, CE=6CE = 6 cm のとき、BCBCの長さを求めます。
(2) 図において、ABC=ACD∠ABC = ∠ACD, AB=6AB = 6 cm, BC=4BC = 4 cm, CA=3CA = 3 cm のとき、ADAD の長さを求めます。
(3) 底面の1辺が4cm, 高さ3cmの正四角錐の体積を求めます。
(4) AB=ACAB = AC, BC=6BC = 6 cm である二等辺三角形ABCABC の頂角A∠Aの二等分線 ADAD の長さが4cmのとき、AB=ACAB = AC の長さを求めます。
(5) 円周上に4点A,B,C,DA, B, C, Dをとり、ACACBDBD の交点を EE とします。ABE=15°∠ABE = 15°, BDC=65°∠BDC = 65° のとき、AEB∠AEBを求めます。
(6) 半径が3cmの球の体積を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
DE//BCDE // BC より、ADEABC\triangle ADE \sim \triangle ABCです。したがって、AE:AC=DE:BCAE:AC = DE:BC が成り立ちます。AC=AE+EC=3+6=9AC = AE + EC = 3 + 6 = 9 cm ですので、3:9=2:BC3:9 = 2:BC となります。よって、3×BC=183 \times BC = 18 より、BC=6BC = 6 cm です。
(2)
ABC\triangle ABCDCA\triangle DCAにおいて、ABC=ACD∠ABC=∠ACD、∠BCAは共通。よって、ABCDCA\triangle ABC \sim \triangle DCAなので、AB:DC=BC:CA=CA:ADAB:DC=BC:CA=CA:ADCA:AD=BC:CACA:AD = BC:CAより、3:AD=4:33:AD = 4:3。よって、4×AD=94 \times AD = 9 より、AD=94AD = \frac{9}{4} cm です。
(3)
正四角錐の体積は、V=13×(底面積)×(高さ)V = \frac{1}{3} \times (\text{底面積}) \times (\text{高さ}) で求められます。底面積は、4×4=164 \times 4 = 16 cm2^2 であり、高さは3cmなので、V=13×16×3=16V = \frac{1}{3} \times 16 \times 3 = 16 cm3^3 です。
(4)
ABC\triangle ABCAB=ACAB=ACの二等辺三角形であり、ADADA∠Aの二等分線なので、BD=CD=12BC=3BD = CD = \frac{1}{2} BC = 3 cmです。AB=AC=xAB = AC = xとすると、角の二等分線の定理よりAB:AC=BD:DCAB:AC=BD:DCとなり、これはAB:AC=BD:CD=x:x=3:3AB:AC=BD:CD=x:x=3:3を意味します。また、三角形ABDで余弦定理を使うと、BD2=AB2+AD22×AB×AD×cos(BAD)BD^2=AB^2+AD^2-2 \times AB \times AD \times \cos(∠BAD) となります。三角形ABCで余弦定理を使うと、BC2=AB2+AC22×AB×AC×cos(BAC)BC^2=AB^2+AC^2-2 \times AB \times AC \times \cos(∠BAC) となります。
ADは∠BACの二等分線なので、BAD=1/2BAC∠BAD=1/2∠BAC
このまま解くのは難しいので別の方法を考えます。
ADは∠BACの二等分線なのでBD:CD=AB:ACBD:CD = AB:ACという関係が成り立ちます。この問題では二等辺三角形なのでAB:AC=x:xAB:AC = x:x。また、BD:CD=3:3BD:CD=3:3です。
ここで、スチュワートの定理を用いると、AB2×CD+AC2×BD=BC×(AD2+BD×CD)AB^2 \times CD + AC^2 \times BD = BC \times (AD^2 + BD \times CD) が成り立ちます。これに与えられた値を代入すると、x2×3+x2×3=6×(42+3×3)x^2 \times 3 + x^2 \times 3 = 6 \times (4^2 + 3 \times 3) となり、6x2=6(16+9)=6×256x^2 = 6(16 + 9) = 6 \times 25 が得られます。したがって、x2=25x^2 = 25 となり、x=5x = 5 cm です。
(5)
円周角の定理より、BAC=BDC=65°∠BAC = ∠BDC = 65°です。ABE\triangle ABE において、AEB=180°BAEABE=180°65°15°=100°∠AEB = 180° - ∠BAE - ∠ABE = 180° - 65° - 15° = 100° です。
(6)
球の体積は、V=43πr3V = \frac{4}{3} \pi r^3 で求められます。半径 r=3r = 3 cm なので、V=43π(33)=43π(27)=36πV = \frac{4}{3} \pi (3^3) = \frac{4}{3} \pi (27) = 36\pi cm3^3 です。

3. 最終的な答え

(1) 6 cm
(2) 94\frac{9}{4} cm
(3) 16 cm3^3
(4) 5 cm
(5) 100 °
(6) 36π36\pi cm3^3

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