この問題は3つの小問から構成されています。 (1) 2桁の正の整数Aとその十の位と一の位を入れ替えた整数Bについて、$A - B = 63$となるAを全て求める問題です。ただし、Aの一の位は0ではありません。 (2) 大人2人と子供3人が動物園に行った際の入園料の合計が2600円であることと、大人1人の入園料が子供1人の入園料の2倍より100円安いという条件から、大人と子供それぞれの入園料を求める問題です。 (3) 1から32までの自然数を8列に並べた表において、ある特定の形状で3つの数を囲むとき、囲まれた3つの数の和が3の倍数になる理由を、3つの数の中で最も小さい数をnとして説明する問題です。

代数学方程式連立方程式整数文章題
2025/7/23

1. 問題の内容

この問題は3つの小問から構成されています。
(1) 2桁の正の整数Aとその十の位と一の位を入れ替えた整数Bについて、AB=63A - B = 63となるAを全て求める問題です。ただし、Aの一の位は0ではありません。
(2) 大人2人と子供3人が動物園に行った際の入園料の合計が2600円であることと、大人1人の入園料が子供1人の入園料の2倍より100円安いという条件から、大人と子供それぞれの入園料を求める問題です。
(3) 1から32までの自然数を8列に並べた表において、ある特定の形状で3つの数を囲むとき、囲まれた3つの数の和が3の倍数になる理由を、3つの数の中で最も小さい数をnとして説明する問題です。

2. 解き方の手順

(1)
2桁の正の整数Aを10x+y10x + y (x, yは整数、1x91 \le x \le 9, 1y91 \le y \le 9)とおくと、Bは10y+x10y + xと表せる。
AB=63A - B = 63より、10x+y(10y+x)=6310x + y - (10y + x) = 63
9x9y=639x - 9y = 63
xy=7x - y = 7
x=y+7x = y + 7
1y91 \le y \le 9より、1y21 \le y \le 2
y=1y = 1のとき、x=8x = 8。よってA=81A = 81
y=2y = 2のとき、x=9x = 9。よってA=92A = 92
(2)
大人1人の入園料をx円、子供1人の入園料をy円とおくと、
2x+3y=26002x + 3y = 2600
x=2y100x = 2y - 100
これを最初の式に代入して、2(2y100)+3y=26002(2y - 100) + 3y = 2600
4y200+3y=26004y - 200 + 3y = 2600
7y=28007y = 2800
y=400y = 400
x=2×400100=700x = 2 \times 400 - 100 = 700
(3)
囲まれた3つの数のうち、最も小さい数をnとすると、他の2つの数はn+1n+1n+8n+8と表せる。
この3つの数の和は、n+(n+1)+(n+8)=3n+9=3(n+3)n + (n+1) + (n+8) = 3n + 9 = 3(n+3)
これは3の倍数である。

3. 最終的な答え

(1) Aとして考えられる数は81と92。
(2) 大人の入園料は700円、子供の入園料は400円。
(3) 囲まれた3つの数の和は3(n+3)3(n+3)となり、これは3の倍数である。

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