1枚の硬貨を5回投げたとき、表が3回出たという条件の下で、3回目に表が出ている条件付き確率を求めよ。確率論・統計学条件付き確率二項分布確率2025/7/231. 問題の内容1枚の硬貨を5回投げたとき、表が3回出たという条件の下で、3回目に表が出ている条件付き確率を求めよ。2. 解き方の手順事象A: 5回中3回表が出る。事象B: 3回目に表が出る。求めるのは条件付き確率 P(B∣A)=P(A∩B)P(A)P(B|A) = \frac{P(A \cap B)}{P(A)}P(B∣A)=P(A)P(A∩B)である。まず、P(A)P(A)P(A)を計算する。5回中3回表が出る確率は、二項分布に従う。P(A)=5C3×(12)3×(12)2=5!3!2!×(12)5=10×132=1032=516P(A) = {}_5C_3 \times (\frac{1}{2})^3 \times (\frac{1}{2})^2 = \frac{5!}{3!2!} \times (\frac{1}{2})^5 = 10 \times \frac{1}{32} = \frac{10}{32} = \frac{5}{16}P(A)=5C3×(21)3×(21)2=3!2!5!×(21)5=10×321=3210=165次に、P(A∩B)P(A \cap B)P(A∩B)を計算する。これは、3回目に表が出て、かつ5回中合計3回表が出る確率である。3回目に表が出ているので、残りの4回のうち2回表が出ればよい。P(A∩B)=4C2×(12)2×(12)2×(12)=4!2!2!×(12)5=6×132=632=316P(A \cap B) = {}_4C_2 \times (\frac{1}{2})^2 \times (\frac{1}{2})^2 \times (\frac{1}{2}) = \frac{4!}{2!2!} \times (\frac{1}{2})^5 = 6 \times \frac{1}{32} = \frac{6}{32} = \frac{3}{16}P(A∩B)=4C2×(21)2×(21)2×(21)=2!2!4!×(21)5=6×321=326=163したがって、条件付き確率はP(B∣A)=P(A∩B)P(A)=316516=35P(B|A) = \frac{P(A \cap B)}{P(A)} = \frac{\frac{3}{16}}{\frac{5}{16}} = \frac{3}{5}P(B∣A)=P(A)P(A∩B)=165163=533. 最終的な答え35\frac{3}{5}53