母平均が50、母標準偏差が8の母集団から大きさ16の標本を抽出する時、標本平均$\bar{X}$が48以上になる確率を求める問題です。

確率論・統計学標本平均正規分布確率統計的推測標準化
2025/7/23

1. 問題の内容

母平均が50、母標準偏差が8の母集団から大きさ16の標本を抽出する時、標本平均Xˉ\bar{X}が48以上になる確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、標本平均Xˉ\bar{X}の分布を求めます。母集団が正規分布に従うので、標本平均Xˉ\bar{X}も正規分布に従います。標本平均Xˉ\bar{X}の平均は母平均と同じ50であり、標本平均Xˉ\bar{X}の分散は、母分散を標本サイズで割ったもの、すなわち8216=6416=4\frac{8^2}{16}=\frac{64}{16}=4となります。したがって、標本平均Xˉ\bar{X}N(50,4)N(50,4)に従うとみなせます。この時、標準偏差は4=2\sqrt{4}=2となります。
次に、Xˉ\bar{X}を標準化します。標準化された変数ZZは、Z=Xˉμσ/nZ = \frac{\bar{X} - \mu}{\sigma/\sqrt{n}}で与えられます。ここで、μ=50\mu=50は母平均、σ=8\sigma=8は母標準偏差、n=16n=16は標本サイズです。従って、標準化された変数ZZN(0,1)N(0,1)に従います。
Xˉ48\bar{X} \geq 48に対応するZZの値を計算します。
Z48502=22=1Z \geq \frac{48-50}{2} = \frac{-2}{2} = -1
求める確率はP(Xˉ48)=P(Z1)P(\bar{X} \geq 48) = P(Z \geq -1)です。
P(Z1)=P(1Z0)+P(Z0)P(Z \geq -1) = P(-1 \leq Z \leq 0) + P(Z \geq 0)
P(1Z0)P(-1 \leq Z \leq 0)は標準正規分布表から0.34134と分かります。P(Z0)=0.5P(Z \geq 0) = 0.5なので、
P(Z1)=0.34134+0.5=0.84134P(Z \geq -1) = 0.34134 + 0.5 = 0.84134

3. 最終的な答え

0. 84134

ア:8
イ:4
ウ:50
エ:2
オ:-1
カ:0.5
キ:0.84134

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