2次関数の決定とグラフの平行移動、グラフの頂点の座標と最大・最小、2次方程式、2次関数の係数とグラフ、グラフとx軸の共有点、2次不等式に関する問題です。
2025/7/23
1. 問題の内容
2次関数の決定とグラフの平行移動、グラフの頂点の座標と最大・最小、2次方程式、2次関数の係数とグラフ、グラフとx軸の共有点、2次不等式に関する問題です。
2. 解き方の手順
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1. 2次関数の決定とグラフの平行移動**
放物線 を平行移動した放物線 C の頂点は直線 上にあり、C は点 を通る。
頂点の座標を とすると、C の方程式は と表せる。
C は点 を通るので、。
これを解くと、 より、。
なので、。よって または 。
のとき、C の方程式は 。
のとき、C の方程式は 。
したがって、 または 。
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2. グラフの頂点の座標と最大・最小**
放物線 の頂点の座標は、平方完成することで求める。
頂点の座標は 。
における最大値は、 のとき 。
のとき 。
よって、最大値は 3、最小値は (のとき)。しかし、 の範囲が なので、は範囲内にあり、。 のとき なので、最小値は ではなく。
最小値はxがのときの。しかし問題文によるとが範囲内なので、が最小値となる。
ここで、との比較をする必要があった。の時は。の時は。頂点の座標は0~2の間にあるので、がこの範囲内での最小値となる。
最大値は。
最小値は。
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3. 2次方程式**
2つの2次方程式 と がともに実数解を持つような k の値の範囲を求める。
が実数解を持つ条件は、判別式 より、 なので、、つまり 。
が実数解を持つ条件は、判別式 より、 なので、、つまり 、よって 。
したがって、。
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4. 2次関数の係数とグラフ**
右の図の放物線は のグラフである。
グラフより、 (上に凸)、 (軸がy軸より右にあるため)、 (y切片が正)。
また、 (x軸と2点で交わる)。
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5. グラフとx軸の共有点**
a を定数とし、2次関数 のグラフを C とする。C が x 軸の正の部分、負の部分のそれぞれと交わるとき、a のとり得る値の範囲を求める。
これは、 とすると、 となる条件である。
なので、。
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6. 2次不等式**
x の2つの2次不等式 ...①, ...② がある。ただし、a は正の定数である。
(1) 不等式①の解は、 の解を求める。。
したがって、。
(2) 不等式①の解がすべて不等式②の解に含まれるような最小の整数 a の値を求める。
より、。したがって、。
。
。
かつ が成り立つ必要がある。
より、。
より、。
を満たす最小の整数は 3。