直線 $y = -\frac{2}{3}x + \frac{16}{3}$ より下側にあり、x座標、y座標がともに自然数である点の個数を求める問題です。ただし、直線上の点は含めません。

幾何学座標平面直線自然数点の個数
2025/7/23

1. 問題の内容

直線 y=23x+163y = -\frac{2}{3}x + \frac{16}{3} より下側にあり、x座標、y座標がともに自然数である点の個数を求める問題です。ただし、直線上の点は含めません。

2. 解き方の手順

まず、直線の式を変形します。
y=23x+163y = -\frac{2}{3}x + \frac{16}{3}
3y=2x+163y = -2x + 16
2x+3y=162x + 3y = 16
次に、xxyy が自然数である条件を考慮して、xx の範囲を決定します。yy が自然数であるためには、2x+16>0-2x + 16 > 0 である必要があります。
2x<162x < 16
x<8x < 8
したがって、xx は 1 から 7 までの自然数です。
次に、各 xx の値に対して、yy が自然数となる条件を求めます。また、直線より下側にあるという条件から、y<23x+163y < -\frac{2}{3}x + \frac{16}{3} を満たす必要があります。
x=1x = 1 のとき: 2(1)+3y=162(1) + 3y = 16 なので 3y=143y = 14, y=1434.67y = \frac{14}{3} \approx 4.67。したがって、yy は 1 から 4 までの自然数を取りうる。
x=2x = 2 のとき: 2(2)+3y=162(2) + 3y = 16 なので 3y=123y = 12, y=4y = 4。このとき、直線上の点なので、これより小さい自然数 yy は 1, 2, 3 の3個。
x=3x = 3 のとき: 2(3)+3y=162(3) + 3y = 16 なので 3y=103y = 10, y=1033.33y = \frac{10}{3} \approx 3.33。したがって、yy は 1 から 3 までの自然数を取りうる。
x=4x = 4 のとき: 2(4)+3y=162(4) + 3y = 16 なので 3y=83y = 8, y=832.67y = \frac{8}{3} \approx 2.67。したがって、yy は 1 と 2 の自然数を取りうる。
x=5x = 5 のとき: 2(5)+3y=162(5) + 3y = 16 なので 3y=63y = 6, y=2y = 2。このとき、直線上の点なので、これより小さい自然数 yy は 1 の1個。
x=6x = 6 のとき: 2(6)+3y=162(6) + 3y = 16 なので 3y=43y = 4, y=431.33y = \frac{4}{3} \approx 1.33。したがって、yy は 1 の自然数を取りうる。
x=7x = 7 のとき: 2(7)+3y=162(7) + 3y = 16 なので 3y=23y = 2, y=230.67y = \frac{2}{3} \approx 0.67。したがって、自然数の yy は存在しない。
それぞれの xx に対する yy の個数を足し合わせます。
4+3+3+2+1+1+0=144 + 3 + 3 + 2 + 1 + 1 + 0 = 14

3. 最終的な答え

14個

「幾何学」の関連問題

正三角形ABCの内部に点Pをとる。PBを1辺とする正三角形QBPと、PCを1辺とする正三角形RPCをつくる。点Aと点Q、点Aと点Rをそれぞれ直線で結ぶ。このとき、PQ=RAまたはPR=QAとなる。どち...

正三角形合同図形証明
2025/7/25

(1) 原点において円 $x^2+4x+y^2-8y=0$ と外側から接し、半径が $\sqrt{5}$ の円の方程式を求めよ。 (2) 円 $x^2+y^2-2x+4y-11=0$ と原点について対...

円の方程式接する対称
2025/7/25

座標平面上に2点 $A(-1, 2)$、$B(5, 5)$ がある。原点Oを中心とし、直線ABに接する円をCとする。点Bから円Cへ引いた2本の接線のうち、直線ABでない方を直線$l$とする。 (1) ...

座標平面直線接線方程式距離
2025/7/25

2つの直線 $y = x + 4$ (直線①) と $y = -x + 8$ (直線②) がある。直線①と②の交点をA、直線②と$x$軸の交点をBとする。点Aから$x$軸に下ろした垂線の足をCとする。...

座標平面直線交点台形面積連立方程式
2025/7/25

2つの平面 $x - y + 2z + 3 = 0$ と $y - z + 2 = 0$ のなす角を求める。

空間ベクトル平面法線ベクトル内積角度
2025/7/25

直角を挟む2辺の長さが13cm, 15cmの直角三角形ABCがある。点Pは点Aを、点Qは点Bをそれぞれ同時に出発し、点Pは辺AC上をCまで、点Qは辺BC上をCまで、どちらも毎秒1cmの速さで進む。三角...

三角形面積二次方程式三平方の定理
2025/7/25

2つの直線 $y = x + 4$ (直線①) と $y = -x + 8$ (直線②) がある。直線①と直線②の交点をA、直線②とx軸の交点をBとする。点Aからx軸に垂線ACを引き、線分AB上に点P...

座標平面直線交点台形面積連立方程式
2025/7/25

正方形ABCDとその頂点Cを通る直線lがある。頂点B, Dから直線lに垂線BP, DQをひくとき、$\triangle BCP \equiv \triangle CDQ$であることを証明する。

合同正方形証明図形
2025/7/24

三角形ABCにおいて、Aから辺BCへ下ろした垂線をAHとする。BH = 5, CH = 3, 三角形ABCの面積は24である。 (1) 線分AHの長さを求めよ。 (2) sin C を求めよ。 (3)...

三角形面積垂線三角比正弦
2025/7/24

正方形ABCDがあり、頂点B, Dから直線lに下ろした垂線がそれぞれBP, DQである。このとき、三角形BCPと三角形CDQが合同であることを証明する。

合同正方形証明直角三角形
2025/7/24