三角形ABCにおいて、$BC = 2$, $CA = 3$, $\cos C = -\frac{1}{4}$であるとき、以下の問題を解く。 (1) 三角形ABCの面積を求めよ。 (2) $\sin A$ の値を求めよ。

幾何学三角形面積余弦定理正弦定理三角比
2025/7/23

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、BC=2BC = 2, CA=3CA = 3, cosC=14\cos C = -\frac{1}{4}であるとき、以下の問題を解く。
(1) 三角形ABCの面積を求めよ。
(2) sinA\sin A の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 三角形ABCの面積を求める。
まず、sin2C+cos2C=1\sin^2 C + \cos^2 C = 1の公式を利用して、sinC\sin Cを求める。
sin2C=1cos2C=1(14)2=1116=1516\sin^2 C = 1 - \cos^2 C = 1 - (-\frac{1}{4})^2 = 1 - \frac{1}{16} = \frac{15}{16}
0<C<π0 < C < \piよりsinC>0\sin C > 0なので、sinC=1516=154\sin C = \sqrt{\frac{15}{16}} = \frac{\sqrt{15}}{4}
三角形ABCの面積Sは、S=12×BC×CA×sinC=12×2×3×154=3154S = \frac{1}{2} \times BC \times CA \times \sin C = \frac{1}{2} \times 2 \times 3 \times \frac{\sqrt{15}}{4} = \frac{3\sqrt{15}}{4}
(2) sinA\sin Aの値を求める。
余弦定理より、AB2=BC2+CA22×BC×CA×cosC=22+322×2×3×(14)=4+9+3=16AB^2 = BC^2 + CA^2 - 2 \times BC \times CA \times \cos C = 2^2 + 3^2 - 2 \times 2 \times 3 \times (-\frac{1}{4}) = 4 + 9 + 3 = 16
AB>0AB > 0より、AB=4AB = 4
正弦定理より、BCsinA=ABsinC\frac{BC}{\sin A} = \frac{AB}{\sin C}
2sinA=4154\frac{2}{\sin A} = \frac{4}{\frac{\sqrt{15}}{4}}
sinA=2×154×14=158\sin A = 2 \times \frac{\sqrt{15}}{4} \times \frac{1}{4} = \frac{\sqrt{15}}{8}

3. 最終的な答え

(1) 三角形ABCの面積は、3154\frac{3\sqrt{15}}{4}
(2) sinA\sin Aの値は、158\frac{\sqrt{15}}{8}

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