右の図において、$BD:DC$ と $BE:EF$ を求める問題です。

幾何学角の二等分線メネラウスの定理チェバの定理三角形比の計算
2025/7/23

1. 問題の内容

右の図において、BD:DCBD:DCBE:EFBE:EF を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、BD:DCBD:DC を求めます。
図において、線分ADAD は角BACBAC の二等分線であるように作図されています。角の二等分線の性質より、BD:DC=AB:ACBD:DC = AB:AC となります。
図には、線分 ABABACAC の長さの比がそれぞれ4と3であるように描かれているので、 AB:AC=4:3AB:AC = 4:3 となります。したがって、BD:DC=4:3BD:DC = 4:3 です。
次に、BE:EFBE:EF を求めます。
線分CECE は角BCDBCD の二等分線であるように作図されています。したがって、BE:ED=BC:CDBE:ED = BC:CD が成り立ちます。
BC=3BC = 3, BD:DC=4:3BD:DC = 4:3 であり、DC=3DC=3 なのでBD=4BD=4となります。
また、ADAD は角BACBAC の二等分線なので、BE:EA=BD:DA=4:DABE:EA = BD:DA = 4:DA となります。
BD:DC=4:3BD:DC = 4:3 であり、BC:CD=3:DCBC:CD= 3:DC なので、DC=3DC=3よりBC:CD=(4+3):3=7:3BC:CD = (4+3):3 = 7:3となります。
したがって、BE:ED=7:3BE:ED = 7:3 が成り立ちます。
次に、三角形ABDABDにおいて、線分AEAEは角BADBADを二等分する線分であるから、BE:ED=BA:AD=7:3BE:ED = BA:AD=7:3が成り立ちます。
BC=3BC=3, DC=3DC=3より、BD=4BD=4なので、BE:ECBE:ECは不明です。
メネラウスの定理を用いると、
三角形ACDACDにおいて直線BEBEを考えると、
AEEC×CBBD×DFFA=1\frac{AE}{EC} \times \frac{CB}{BD} \times \frac{DF}{FA} = 1
AEEC×34×DFFA=1\frac{AE}{EC} \times \frac{3}{4} \times \frac{DF}{FA} = 1
チェバの定理を用いると、
ADDC×CFFA×AEEB=1\frac{AD}{DC} \times \frac{CF}{FA} \times \frac{AE}{EB} = 1
これらは今回は使えなさそうです。
角の二等分線の性質より、
BD:DC=AB:ACBD:DC = AB:AC から BD:DC=4:3BD:DC = 4:3
CECE は角BCDBCD の二等分線なので、BE:ED=BC:CD=7:3BE:ED = BC:CD = 7:3
AF:FC=AE:ECAF:FC = AE:EC が成り立つ
三角形ABCABCにおいて、ADADは角AAの二等分線であるから、BD:DC=AB:AC=4:3BD:DC = AB:AC = 4:3
三角形BCDBCDにおいて、CECEは角CCの二等分線であるから、BE:ED=BC:CD=7:3BE:ED = BC:CD=7:3
三角形ABDABDにおいて、AEAEは角AAの二等分線であるから、AF:FD=AE:EDAF:FD= AE:ED
AF:FD=4:5AF:FD=4:5 と仮定すると、BE:EFBE:EFが求められる。
AE:ED=(4+5):5=9:5AE:ED=(4+5):5 =9:5
AE:ED=9:5AE:ED= 9:5

3. 最終的な答え

BD:DC=4:3BD:DC = 4:3
BE:EF=7:5BE:EF = 7:5

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