問1: 三角形ABCにおいて、AB=6, BC=7, CA=8である。角Aの二等分線と辺BCとの交点をD、角Aの外角の二等分線が直線BCと交わる点をEとするとき、BDとBEの長さを求める。 問2: (1)三角形ABCにおいて、点Oは外心である。角度が与えられたときに、$x$を求める。(2)三角形ABCにおいて、点Iは内心である。角度が与えられたときに、$y$を求める。 問3: 三角形ABCにおいて、点Gは重心であり、EF//BCである。BD=8, DC=12のとき、$x$と$y$を求める。

幾何学三角形角の二等分線外心内心重心相似
2025/7/23

1. 問題の内容

問1: 三角形ABCにおいて、AB=6, BC=7, CA=8である。角Aの二等分線と辺BCとの交点をD、角Aの外角の二等分線が直線BCと交わる点をEとするとき、BDとBEの長さを求める。
問2: (1)三角形ABCにおいて、点Oは外心である。角度が与えられたときに、xxを求める。(2)三角形ABCにおいて、点Iは内心である。角度が与えられたときに、yyを求める。
問3: 三角形ABCにおいて、点Gは重心であり、EF//BCである。BD=8, DC=12のとき、xxyyを求める。

2. 解き方の手順

問1:
角の二等分線の性質より、BD:DC = AB:ACである。
BD:DC=6:8=3:4BD:DC = 6:8 = 3:4
BD+DC=BC=7BD + DC = BC = 7
BD=33+4×7=37×7=3BD = \frac{3}{3+4} \times 7 = \frac{3}{7} \times 7 = 3
外角の二等分線の性質より、BE:CE = AB:ACである。
BE:CE=6:8=3:4BE:CE = 6:8 = 3:4
BE:CE=BE:(BEBC)=BE:(BE7)BE:CE = BE:(BE - BC) = BE:(BE - 7)
BEBE7=34\frac{BE}{BE - 7} = \frac{3}{4}
4BE=3(BE7)4BE = 3(BE - 7)
4BE=3BE214BE = 3BE - 21
BE=21BE = -21
これは誤りなので、正しくは
BECE=BEBE7=34\frac{BE}{CE} = \frac{BE}{BE-7} = \frac{3}{4}
4BE=3(BE+7)4BE = 3(BE+7)
BE=21BE = 21
問2:
(1) 点Oは外心なので、OA=OB。よって、三角形OABは二等辺三角形。
OAB=OBA=x\angle OAB = \angle OBA = x
AOB=1802x\angle AOB = 180^\circ - 2x
また、AOC=2ABC\angle AOC = 2 \angle ABCなので、BOC=2BAC=264=128\angle BOC=2 \angle BAC=2 \cdot 64 = 128。さらに、AOB+BOC+COA=360\angle AOB + \angle BOC + \angle COA = 360^\circ
BAC+ABC+ACB=180\angle BAC + \angle ABC + \angle ACB = 180^\circ
BOC=2BAC=2×64=128\angle BOC = 2\angle BAC=2 \times 64 = 128
BOA=2BCA=2×39=78\angle BOA = 2 \angle BCA=2 \times 39 = 78
COA=36012878=154\angle COA = 360 - 128 - 78 = 154
BCA=39\angle BCA=39
x=180782=51x = \frac{180-78}{2} = 51
(2) 点Iは内心なので、BIは角Bの二等分線、CIは角Cの二等分線。
BIC=180(12B+12C)=18012(B+C)\angle BIC = 180^\circ - (\frac{1}{2}\angle B + \frac{1}{2}\angle C) = 180^\circ - \frac{1}{2}(\angle B + \angle C)
B+C=180y\angle B + \angle C = 180^\circ - y
BIC=18012(180y)=18090+y2=90+y2\angle BIC = 180^\circ - \frac{1}{2}(180^\circ - y) = 180^\circ - 90^\circ + \frac{y}{2} = 90^\circ + \frac{y}{2}
IBC=24,ICB=40\angle IBC = 24^\circ, \angle ICB = 40^\circ
y=18024×240×2=1804880=52y = 180 - 24 \times 2 - 40 \times 2=180-48-80 = 52
12×52=26\frac{1}{2} \times 52 = 26
y=52y = 52^\circ
問3:
Gは重心なので、AG:GD = 2:1
AD=12BC=12(8+12)=10AD = \frac{1}{2} BC = \frac{1}{2}(8 + 12) = 10
AG=23ADAG = \frac{2}{3}AD
x=23×10=203x = \frac{2}{3} \times 10 = \frac{20}{3}
EF//BCなので、三角形AEGと三角形ABDは相似、三角形AGFと三角形ADCも相似。
AG:AD=y:BDAG:AD=y:BDなので、203:10=y:8\frac{20}{3}:10=y:8
203÷10=y÷8\frac{20}{3} \div 10 = y \div 8
23=y8\frac{2}{3} = \frac{y}{8}
y=163y = \frac{16}{3}

3. 最終的な答え

問1: BD = 3, BE = 21
問2: (1) x = 51, (2) y = 52
問3: x = 20/3, y = 16/3

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