1から9までの数字が書かれた9枚のカードから1枚を引き、その数字を記録し、カードを元に戻す操作を $n$ 回繰り返す。 (1) 記録された数の最小値が5となる確率を求めよ。 (2) 記録された数の積が5で割り切れる確率を求めよ。 (3) 記録された数の積が10で割り切れる確率を求めよ。
2025/7/23
1. 問題の内容
1から9までの数字が書かれた9枚のカードから1枚を引き、その数字を記録し、カードを元に戻す操作を 回繰り返す。
(1) 記録された数の最小値が5となる確率を求めよ。
(2) 記録された数の積が5で割り切れる確率を求めよ。
(3) 記録された数の積が10で割り切れる確率を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 記録された数の最小値が5となる確率
記録された数全てが5以上の数である確率から、記録された数全てが6以上の数である確率を引けばよい。
5以上の数は5, 6, 7, 8, 9の5個である。
6以上の数は6, 7, 8, 9の4個である。
よって、求める確率は、
(2) 記録された数の積が5で割り切れる確率
記録された数の積が5で割り切れるのは、少なくとも1回は5が出たときである。
これは、1回も5が出ない確率を1から引けば求められる。
5が出ない確率は であるから、求める確率は、
(3) 記録された数の積が10で割り切れる確率
記録された数の積が10で割り切れるのは、少なくとも1回は5が出て、少なくとも1回は偶数が出たときである。
これは、全体から「一度も5が出ない場合」と「一度も偶数が出ない場合」を引けばよいが、それだと「一度も5も偶数も出ない場合」を二重に引いてしまうので、最後にこれを足す必要がある。
- 一度も5が出ない確率:
- 一度も偶数が出ない確率: 奇数は1, 3, 5, 7, 9の5個なので、
- 一度も5も偶数も出ない確率: 奇数かつ5ではない数は1, 3, 7, 9の4個なので、
よって、求める確率は、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)