まず、連立方程式を解くために、いくつかの方程式を組み合わせて変数を消去していきます。
(1) 第1式と第3式に注目し、y を消去します。第1式と第3式を足し合わせると、 (2x−y+3z)+(5x+y+8z)=a+c 7x+11z=a+c ... (4) (2) 第2式を2倍して第1式に足し、y を消去します。 (2x−y+3z)+2(x+2y−z)=a+2b 2x−y+3z+2x+4y−2z=a+2b 4x+3y+z=a+2b 4x+3y+z=a+2b ... この式は、y が消去されていないため、方針を変えます。 (3) 第1式に第3式を足した式(4) 7x+11z=a+c を用います。 第2式を8倍して第3式に足し、z を消去します。 8(x+2y−z)+(5x+y+8z)=8b+c 8x+16y−8z+5x+y+8z=8b+c 13x+17y=8b+c ... (5) (4) 第1式と第2式から y を消去することを目指します。 第1式に2をかけ、4x−2y+6z=2a これに第2式を足すと、5x+5z=2a+b となります。 よって、 x+z=(2a+b)/5 より、z=(2a+b)/5−x (5) この結果を式(4) 7x+11z=a+c に代入します。 7x+11((2a+b)/5−x)=a+c 7x+(22a+11b)/5−11x=a+c −4x=a+c−(22a+11b)/5 −20x=5a+5c−22a−11b −20x=−17a−11b+5c x=(17a+11b−5c)/20