与えられた数列 $a_n$ に対し、無限級数 $\sum_{n=1}^{\infty} a_n$ が収束するかどうかを調べる問題です。具体的には、以下の数列 $a_n$ について、級数の収束・発散を判定します。 (1) $a_n = \frac{n+1}{n^3 - n^2 + 2}$ (2) $a_n = \frac{n+2}{n^2 + 3n + 6}$ (3) $a_n = \frac{1}{n^2}\sin\frac{1}{n!}$ (4) $a_n = \frac{1}{\log(n+1)}$ (5) $a_n = \frac{2^n}{n!}$ (6) $a_n = \frac{(n!)^2}{(2n)!}$ (7) $a_n = (\frac{n}{n+1})^{n^2}$ (8) $a_n = (\frac{n}{n+1})^{n}$
2025/7/23
1. 問題の内容
与えられた数列 に対し、無限級数 が収束するかどうかを調べる問題です。具体的には、以下の数列 について、級数の収束・発散を判定します。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
2. 解き方の手順
(1) :
は で と同様の振る舞いをします。
は収束するので、 の級数も収束する可能性があります。
極限比較判定法を用いると、 となり、 が収束するため、 も収束します。
(2) :
は で と同様の振る舞いをします。
は発散するので、 の級数も発散する可能性があります。
極限比較判定法を用いると、 となり、 が発散するため、 も発散します。
(3) :
であるから、.
は収束するので、比較判定法により も収束します。
(4) :
で ですが、十分に早く 0 に近づくかどうかを調べる必要があります。
に対して であるので、 が成り立ちません。
より であるから は発散します。
(5) :
比判定法を用いると、 となり、 は収束します。
(6) :
比判定法を用いると、 となり、 は収束します。
(7) :
根判定法を用いると、 となり、 は収束します。
(8) :
より、数列 は 0 に収束しないため、 は発散します。
3. 最終的な答え
(1) 収束
(2) 発散
(3) 収束
(4) 発散
(5) 収束
(6) 収束
(7) 収束
(8) 発散