次の4つの2次不等式を解きます。 (1) $x^2 - 4x + 3 > 0$ (2) $-x^2 + 2x + 1 \geq 0$ (3) $x^2 - 4x + 4 \leq 0$ (4) $x^2 + x + 1 > 0$

代数学二次不等式因数分解解の公式判別式
2025/7/23

1. 問題の内容

次の4つの2次不等式を解きます。
(1) x24x+3>0x^2 - 4x + 3 > 0
(2) x2+2x+10-x^2 + 2x + 1 \geq 0
(3) x24x+40x^2 - 4x + 4 \leq 0
(4) x2+x+1>0x^2 + x + 1 > 0

2. 解き方の手順

(1) x24x+3>0x^2 - 4x + 3 > 0
因数分解すると、(x1)(x3)>0(x - 1)(x - 3) > 0
したがって、x<1x < 1 または x>3x > 3
(2) x2+2x+10-x^2 + 2x + 1 \geq 0
両辺に-1をかけると、x22x10x^2 - 2x - 1 \leq 0
解の公式より、x=2±4+42=2±82=1±2x = \frac{2 \pm \sqrt{4 + 4}}{2} = \frac{2 \pm \sqrt{8}}{2} = 1 \pm \sqrt{2}
したがって、12x1+21 - \sqrt{2} \leq x \leq 1 + \sqrt{2}
(3) x24x+40x^2 - 4x + 4 \leq 0
因数分解すると、(x2)20(x - 2)^2 \leq 0
(x2)2(x - 2)^2 は常に0以上であるため、(x2)2=0(x - 2)^2 = 0 となる場合のみ不等式が成立する。
したがって、x=2x = 2
(4) x2+x+1>0x^2 + x + 1 > 0
判別式 D=14=3<0D = 1 - 4 = -3 < 0 であり、x2x^2 の係数が正であるため、すべての実数 xx に対して x2+x+1>0x^2 + x + 1 > 0 が成り立つ。
したがって、解はすべての実数。

3. 最終的な答え

(1) x<1x < 1 または x>3x > 3
(2) 12x1+21 - \sqrt{2} \leq x \leq 1 + \sqrt{2}
(3) x=2x = 2
(4) すべての実数

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