問題文は、3つの立体から構成される立体の体積を求めるものです。 * 1つ目は三角柱。 * 2つ目は台形を底面とする四角柱を、三角柱の側面に沿って切った立体。 * 3つ目は半径4のおうぎ形を底面とする立体を、2つ目の立体の側面に沿って切った立体。 * ABは半径4のおうぎ形の弧の $\frac{1}{2}$ の長さ。 問1:半径4のおうぎ形を含む立体の体積を求める。 問2:全体の立体の体積を求める。

幾何学体積立体三角柱四角柱おうぎ形三角関数
2025/7/23
以下、問題の解答です。

1. 問題の内容

問題文は、3つの立体から構成される立体の体積を求めるものです。
* 1つ目は三角柱。
* 2つ目は台形を底面とする四角柱を、三角柱の側面に沿って切った立体。
* 3つ目は半径4のおうぎ形を底面とする立体を、2つ目の立体の側面に沿って切った立体。
* ABは半径4のおうぎ形の弧の 12\frac{1}{2} の長さ。
問1:半径4のおうぎ形を含む立体の体積を求める。
問2:全体の立体の体積を求める。

2. 解き方の手順

問1:半径4のおうぎ形を含む立体の体積
まず、おうぎ形の中心角を求めます。ABは半径4のおうぎ形の弧の 12\frac{1}{2} の長さなので、おうぎ形の弧の長さは2AB2AB
おうぎ形の弧の長さの公式は l=rθl = r\theta (l: 弧の長さ, r: 半径, θ\theta:中心角(ラジアン))です。
2AB=460180π=4π32AB = 4 \cdot \frac{60}{180}\pi = \frac{4\pi}{3}
ここで、ABは図から 4tan(60)=434 \cdot \tan(60^\circ) = 4\sqrt{3} です。したがって、おうぎ形の弧の長さは 2AB=832AB = 8\sqrt{3}です。
中心角をθ\thetaとおくと、83=4θ8\sqrt{3} = 4\theta。よってθ=23\theta=2\sqrt{3}ラジアン。
おうぎ形の面積はS=12r2θS = \frac{1}{2}r^2\theta (S:おうぎ形の面積, r:半径, θ\theta:中心角(ラジアン))で求められます。
ただし、図では中心角が60°と書かれているので、60°(π3\frac{\pi}{3}ラジアン)のおうぎ形とします。
したがって、おうぎ形の面積は、
S=1242π3=8π3S = \frac{1}{2} \cdot 4^2 \cdot \frac{\pi}{3} = \frac{8\pi}{3}
おうぎ形を底面とする立体の高さは3なので、体積は
V1=8π33=8πV_1 = \frac{8\pi}{3} \cdot 3 = 8\pi
問2:全体の立体の体積
全体の立体は3つの立体で構成されています。

1. 三角柱:底面は高さ4、底辺4、角度60°の三角形。高さは7。

底面積は 1244sin(60)=43\frac{1}{2} \cdot 4 \cdot 4 \cdot \sin(60^\circ) = 4\sqrt{3}
体積は V2=437=283V_2 = 4\sqrt{3} \cdot 7 = 28\sqrt{3}

2. 台形を底面とする四角柱を切った立体:台形の高さは3。上底4、下底は $\sqrt{4^2+3^2} = 5$。高さは7。

台形の面積は 12(4+5)3=272\frac{1}{2} \cdot (4+5) \cdot 3 = \frac{27}{2}
体積は V3=2727=1892=94.5V_3 = \frac{27}{2} \cdot 7 = \frac{189}{2} = 94.5

3. おうぎ形を底面とする立体:上記で計算したように、体積は $V_1 = 8\pi$

全体の体積は、
V=V1+V2+V3=8π+283+1892=8π+283+94.5V = V_1 + V_2 + V_3 = 8\pi + 28\sqrt{3} + \frac{189}{2} = 8\pi + 28\sqrt{3} + 94.5

3. 最終的な答え

問1:半径4のおうぎ形を含む立体の体積: 8π8\pi
問2:全体の立体の体積: 8π+283+94.58\pi + 28\sqrt{3} + 94.5

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