与えられた分数式 $\frac{x-1}{x^2(x+1)}$ を部分分数分解する問題です。つまり、 $\frac{x-1}{x^2(x+1)} = \frac{A}{x} + \frac{B}{x^2} + \frac{C}{x+1}$ となるような定数 $A, B, C$ を求める問題です。

代数学部分分数分解分数式恒等式連立方程式
2025/7/23

1. 問題の内容

与えられた分数式 x1x2(x+1)\frac{x-1}{x^2(x+1)} を部分分数分解する問題です。つまり、
x1x2(x+1)=Ax+Bx2+Cx+1\frac{x-1}{x^2(x+1)} = \frac{A}{x} + \frac{B}{x^2} + \frac{C}{x+1}
となるような定数 A,B,CA, B, C を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた式に分母 x2(x+1)x^2(x+1) を掛けて、以下の等式を得ます。
x1=Ax(x+1)+B(x+1)+Cx2x - 1 = A x (x+1) + B (x+1) + C x^2
これを展開して整理します。
x1=A(x2+x)+B(x+1)+Cx2x - 1 = A(x^2+x) + B(x+1) + Cx^2
x1=Ax2+Ax+Bx+B+Cx2x - 1 = Ax^2 + Ax + Bx + B + Cx^2
x1=(A+C)x2+(A+B)x+Bx - 1 = (A+C)x^2 + (A+B)x + B
この式が恒等式となるためには、各次数の係数が等しくなければなりません。したがって、次の連立方程式を得ます。
A+C=0A + C = 0
A+B=1A + B = 1
B=1B = -1
B=1B = -1A+B=1A + B = 1 に代入すると、
A+(1)=1A + (-1) = 1
A=2A = 2
A=2A = 2A+C=0A + C = 0 に代入すると、
2+C=02 + C = 0
C=2C = -2
したがって、A=2,B=1,C=2A = 2, B = -1, C = -2 となります。

3. 最終的な答え

x1x2(x+1)=2x1x22x+1\frac{x-1}{x^2(x+1)} = \frac{2}{x} - \frac{1}{x^2} - \frac{2}{x+1}

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