(1) 2桁の自然数に対し、その数の一の位の数の4倍を足すと5の倍数になることを説明する。 (2) 2辺が$x$ cmの二等辺三角形と、1辺が$y$ cmの正方形を組み合わせた図形の周の長さが$l$ cmであるとき、$x$を$l$と$y$を用いて表す。

代数学整数の性質一次方程式文字式の計算
2025/7/23

1. 問題の内容

(1) 2桁の自然数に対し、その数の一の位の数の4倍を足すと5の倍数になることを説明する。
(2) 2辺がxx cmの二等辺三角形と、1辺がyy cmの正方形を組み合わせた図形の周の長さがll cmであるとき、xxllyyを用いて表す。

2. 解き方の手順

(1) 2桁の自然数を10a+b10a + b (ただし、a,ba, bは整数、1a9,0b91 \le a \le 9, 0 \le b \le 9) と表す。
この数に一の位の数の4倍を足したものは、
10a+b+4b=10a+5b=5(2a+b)10a + b + 4b = 10a + 5b = 5(2a + b)
2a+b2a+bは整数なので、5(2a+b)5(2a + b)は5の倍数である。
(2) 図形の周の長さを考えると、二等辺三角形の2辺(それぞれxx cm)と正方形の3辺(それぞれyy cm)を足した長さが周の長さll cmに等しい。
したがって、
l=x+x+y+y+y=2x+3yl = x + x + y + y + y = 2x + 3y
この式をxxについて解くと、
2x=l3y2x = l - 3y
x=l3y2x = \frac{l - 3y}{2}

3. 最終的な答え

(1) 2桁の自然数を10a+b10a + bとおくと、10a+b+4b=5(2a+b)10a + b + 4b = 5(2a + b)となり、これは5の倍数である。
(2) x=l3y2x = \frac{l - 3y}{2}

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