等比数列 $10, -5, \frac{5}{2}, -\frac{5}{4}, \dots$ の初項から第$n$項までの和を求める問題と、数列 $1+2+3+\dots+n$ の和を求める問題の2つがあります。

代数学数列等比数列等差数列級数和の公式
2025/7/23

1. 問題の内容

等比数列 10,5,52,54,10, -5, \frac{5}{2}, -\frac{5}{4}, \dots の初項から第nn項までの和を求める問題と、数列 1+2+3++n1+2+3+\dots+n の和を求める問題の2つがあります。

2. 解き方の手順

最初の等比数列の問題:
等比数列の和の公式は、初項をaa、公比をrr、項数をnnとすると、
Sn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r}
で与えられます。
この数列では、初項 a=10a = 10、公比 r=12r = -\frac{1}{2} です。
したがって、第 nn 項までの和は、
Sn=10(1(12)n)1(12)=10(1(12)n)32=203(1(12)n)S_n = \frac{10(1-(-\frac{1}{2})^n)}{1-(-\frac{1}{2})} = \frac{10(1-(-\frac{1}{2})^n)}{\frac{3}{2}} = \frac{20}{3} (1-(-\frac{1}{2})^n)
となります。
選択肢にある形に近づけるために、式変形を行います。
Sn=203(1(1)n2n)=20320(1)n32nS_n = \frac{20}{3} \left(1 - \frac{(-1)^n}{2^n} \right) = \frac{20}{3} - \frac{20(-1)^n}{3 \cdot 2^n}
これは選択肢にありません。選択肢にあるものを確認します。
選択肢には 2n2^n のみがあるため、r=12r = -\frac{1}{2} を代入した元の式を見直します。
Sn=10(1(12)n)1(12)=10(1(12)n)32=203(1(12)n)S_n = \frac{10(1-(-\frac{1}{2})^n)}{1-(-\frac{1}{2})} = \frac{10(1-(-\frac{1}{2})^n)}{\frac{3}{2}} = \frac{20}{3} (1-(-\frac{1}{2})^n)
ここで、問題文の指示に誤りがある可能性を考慮し、選択肢の中から近いものを選びます。
選択肢の形から、 (1/2)n(-1/2)^n の部分を無視して、101(1/2)n3/2101(0)3/2=10×23=20310\frac{1-(-1/2)^n}{3/2} \approx 10\frac{1-(0)}{3/2}=10\times \frac{2}{3} = \frac{20}{3}
選択肢にある形として、r=12r=-\frac{1}{2}を代入する前の式
Sn=10(1(12)n)1(12)S_n = \frac{10(1-(-\frac{1}{2})^n)}{1-(-\frac{1}{2})} を利用して
r=12r=-\frac{1}{2}を代入する前の等比数列の和の公式
Sn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r} を利用すると、
Sn=10(1(12)n)1(12)=10(1(12)n)32=203(1(12)n)S_n = \frac{10(1-(-\frac{1}{2})^n)}{1-(-\frac{1}{2})} = \frac{10(1-(-\frac{1}{2})^n)}{\frac{3}{2}} = \frac{20}{3}(1-(-\frac{1}{2})^n) となり
20(2n1)20(2^{-n}-1)のような形にはならないと考えられます。
次に数列 1+2+3++n1+2+3+\dots+n の問題:
これは等差数列の和であり、
Sn=n(n+1)2S_n = \frac{n(n+1)}{2} で求められます。

3. 最終的な答え

最初の等比数列の問題:選択肢の中に正確な答えがないため、最も近いと思われるものは選択できません。
数列 1+2+3++n1+2+3+\dots+n の問題:n(n+1)2\frac{n(n+1)}{2}

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