磁束 $\Phi$ は磁束密度 $\mathbf{B}$ の面積分として $\Phi = \int_S \mathbf{B} \cdot d\mathbf{S}$ で定義される。ベクトルポテンシャル $\mathbf{A}$ は $\mathbf{B} = \nabla \times \mathbf{A}$ で定義される。$\Phi$ を $\mathbf{A}$ の線積分で表す。
2025/7/23
1. 問題の内容
磁束 は磁束密度 の面積分として で定義される。ベクトルポテンシャル は で定義される。 を の線積分で表す。
2. 解き方の手順
まず、与えられた の式を磁束の定義式に代入します。
次に、ストークスの定理を用います。ストークスの定理は、ベクトル場の回転の面積分が、そのベクトル場の境界における線積分に等しいという定理です。ストークスの定理を適用すると、
ここで、 は面 の境界を表し、 は境界 に沿った微小な線要素です。したがって、磁束 はベクトルポテンシャル の線積分として表されます。