$\int_{a}^{x} f(t) dt = 7x^2 - 4x - 3$ が与えられているとき、以下の問題を解く。 (1) $f(x)$ を求める。 (2) $a$ の値を求める。

解析学積分微分積分方程式定積分微積分の基本定理
2025/7/24

1. 問題の内容

axf(t)dt=7x24x3\int_{a}^{x} f(t) dt = 7x^2 - 4x - 3 が与えられているとき、以下の問題を解く。
(1) f(x)f(x) を求める。
(2) aa の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 与えられた積分方程式の両辺を xx で微分する。積分の微分に関する基本定理より、
ddxaxf(t)dt=f(x)\frac{d}{dx} \int_{a}^{x} f(t) dt = f(x)
一方、右辺を xx で微分すると、
ddx(7x24x3)=14x4\frac{d}{dx} (7x^2 - 4x - 3) = 14x - 4
したがって、f(x)f(x) は次のように求められる。
f(x)=14x4f(x) = 14x - 4
(2) 与えられた積分方程式に x=ax = a を代入する。すると、
aaf(t)dt=7a24a3\int_{a}^{a} f(t) dt = 7a^2 - 4a - 3
aaf(t)dt=0\int_{a}^{a} f(t) dt = 0 であるから、
7a24a3=07a^2 - 4a - 3 = 0
この二次方程式を解く。因数分解すると、
(7a+3)(a1)=0(7a + 3)(a - 1) = 0
したがって、a=1a = 1 または a=37a = -\frac{3}{7} となる。

3. 最終的な答え

(1) f(x)=14x4f(x) = 14x - 4
(2) a=1a = 1 または a=37a = -\frac{3}{7}

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