行列式を計算する際、行や列に関する操作(行基本変形)を用いて、計算を簡略化することが有効です。今回は、第2行に0があることを利用して、展開することで計算量を減らします。
∣A∣=423−720−13−864−99−3−26 第2行に沿って余因子展開を行います。
∣A∣=−22−13−84−99−26+043−7−84−99−26−643−72−139−26+(−3)(−1)43−72−13−84−9 ∣A∣=−22−13−84−99−26−643−72−139−26+343−72−13−84−9 それぞれの3次行列式を計算します。
一つ目の3次行列式:
2−13−84−99−26=2(4⋅6−(−2)(−9))−(−8)((−1)⋅6−(−2)(3))+9((−1)(−9)−4⋅3)=2(24−18)+8(−6+6)+9(9−12)=2(6)+8(0)+9(−3)=12+0−27=−15 二つ目の3次行列式:
43−72−139−26=4((−1)⋅6−(−2)(3))−2(3⋅6−(−2)(−7))+9(3⋅3−(−1)(−7))=4(−6+6)−2(18−14)+9(9−7)=4(0)−2(4)+9(2)=0−8+18=10 三つ目の3次行列式:
43−72−13−84−9=4((−1)(−9)−4⋅3)−2(3(−9)−4(−7))+(−8)(3⋅3−(−1)(−7))=4(9−12)−2(−27+28)−8(9−7)=4(−3)−2(1)−8(2)=−12−2−16=−30 ∣A∣=−2(−15)−6(10)+3(−30)=30−60−90=−120