問題は以下の3つです。 * 問題4.1: 整式 $A(x) = x^6$ を整式 $B(x) = x^3 + x + 1$ で割った余りを求める。 * 問題4.2: 整式 $A(x) = x^5 - 3x^3 + 4x - 7$ を整式 $B(x) = x - 2$ で割った余りを求める。 * 問題4.3: 方程式 $x^4 - 2x^2 + 3x - 2 = 0$ を解く。

代数学多項式の割り算剰余の定理因数定理方程式複素数
2025/7/24

1. 問題の内容

問題は以下の3つです。
* 問題4.1: 整式 A(x)=x6A(x) = x^6 を整式 B(x)=x3+x+1B(x) = x^3 + x + 1 で割った余りを求める。
* 問題4.2: 整式 A(x)=x53x3+4x7A(x) = x^5 - 3x^3 + 4x - 7 を整式 B(x)=x2B(x) = x - 2 で割った余りを求める。
* 問題4.3: 方程式 x42x2+3x2=0x^4 - 2x^2 + 3x - 2 = 0 を解く。

2. 解き方の手順

* 問題4.1:
x6x^6x3+x+1x^3 + x + 1 で割った余りを求める。
x3=x1x^3 = -x - 1 であるから、x6=(x3)2=(x1)2=x2+2x+1x^6 = (x^3)^2 = (-x - 1)^2 = x^2 + 2x + 1
したがって、余りは x2+2x+1x^2 + 2x + 1 である。
* 問題4.2:
剰余の定理より、A(x)A(x)x2x - 2 で割った余りは A(2)A(2) である。
A(2)=253(23)+4(2)7=3224+87=9A(2) = 2^5 - 3(2^3) + 4(2) - 7 = 32 - 24 + 8 - 7 = 9
したがって、余りは 99 である。
* 問題4.3:
x42x2+3x2=0x^4 - 2x^2 + 3x - 2 = 0 を解く。
この方程式の解を求めるために、因数定理を試す。P(x)=x42x2+3x2P(x) = x^4 - 2x^2 + 3x - 2 とおく。
P(1)=12+32=0P(1) = 1 - 2 + 3 - 2 = 0 なので、x1x - 1 は因数である。
多項式を x1x - 1 で割ると、
x42x2+3x2=(x1)(x3+x2x+2)x^4 - 2x^2 + 3x - 2 = (x - 1)(x^3 + x^2 - x + 2)
次に、x3+x2x+2=0x^3 + x^2 - x + 2 = 0 を解く。Q(x)=x3+x2x+2Q(x) = x^3 + x^2 - x + 2 とおく。
Q(2)=8+4+2+2=0Q(-2) = -8 + 4 + 2 + 2 = 0 なので、x+2x + 2 は因数である。
多項式を x+2x + 2 で割ると、
x3+x2x+2=(x+2)(x2x+1)x^3 + x^2 - x + 2 = (x + 2)(x^2 - x + 1)
したがって、x42x2+3x2=(x1)(x+2)(x2x+1)=0x^4 - 2x^2 + 3x - 2 = (x - 1)(x + 2)(x^2 - x + 1) = 0
x2x+1=0x^2 - x + 1 = 0 を解くと、x=1±142=1±i32x = \frac{1 \pm \sqrt{1 - 4}}{2} = \frac{1 \pm i\sqrt{3}}{2}
したがって、解は x=1,2,1+i32,1i32x = 1, -2, \frac{1 + i\sqrt{3}}{2}, \frac{1 - i\sqrt{3}}{2} である。

3. 最終的な答え

* 問題4.1: x2+2x+1x^2 + 2x + 1
* 問題4.2: 99
* 問題4.3: x=1,2,1+i32,1i32x = 1, -2, \frac{1 + i\sqrt{3}}{2}, \frac{1 - i\sqrt{3}}{2}

「代数学」の関連問題

7200円で仕入れた品物をいくつか販売する。当初は1個あたり600円で全て売り、仕入れ総額の25%の利益を見込んでいた。しかし実際には一部を600円で売り、残りを5%引きで売ったため、全体の利益は20...

文章題方程式一次方程式利益売上
2025/7/25

次の3次方程式を解く問題です。 (1) $x^3 + 8 = 0$ (2) $x^3 = 27$ (3) $8x^3 - 1 = 0$ (4) $(x-4)^3 = -1$ (5) $x^3 - x^...

三次方程式複素数解の公式
2025/7/25

カレンダーのある数を $x$ とし、$x$に$x$の右隣りの数をかけ、$x$のすぐ上の数を加えると248になった。$x$の値を求めなさい。

二次方程式方程式カレンダー整数
2025/7/25

線分ABの長さが14cmである。線分AB上に点Pを取り、APとBPをそれぞれ1辺とする2つの正方形を作る。2つの正方形の面積の和が120cm$^2$であるとき、線分APの長さを求めよ。ただし、AP <...

二次方程式正方形解の公式幾何
2025/7/25

写真立ての中に、縦10cm、横6cmの写真を入れる。写真の周囲の余白の縦と横の幅は同じである。写真の面積が写真立ての面積の $\frac{5}{8}$ になるようにするとき、写真立ての余白の幅を求める...

二次方程式面積文章問題
2025/7/25

横が縦より6cm長い長方形の紙がある。この紙の4隅から一辺4cmの正方形を切り取り、直方体の容器を作ったところ、容積が540 cm³になった。はじめの紙の縦と横の長さを求めよ。

方程式二次方程式体積長方形因数分解文章問題
2025/7/25

与えられた2つの行列式について、第1行に関する展開を利用して、それぞれの行列式の値を求める。 (1) の行列式は $\begin{vmatrix} 0 & 0 & 3 \\ 2 & -1 & 4 \\...

行列式余因子展開行列
2025/7/25

横が縦より6cm長い長方形の紙がある。この紙の4つの角から、1辺4cmの正方形を切り取り、直方体の容器を作ったところ、容積が540cm³になった。はじめの紙の縦と横の長さを求めよ。

二次方程式文章問題長方形体積
2025/7/25

与えられた2つの行列式を、それぞれ第1行に関する展開を用いて計算する問題です。 (1) $ \begin{vmatrix} 0 & 0 & 3 \\ 2 & -1 & 4 \\ 3 & 1 & 2 \...

行列式余因子展開
2025/7/24

与えられた行列式の値を、第1行に関する展開を用いて計算する問題です。問題は(1)と(2)の2つあります。 (1) 3x3行列の行列式を計算する。行列は $ \begin{vmatrix} 0 & 0 ...

行列式行列余因子展開
2025/7/24