まず、被積分関数 x2+11 の不定積分を求める。これは arctanx である。すなわち、 ∫x2+11dx=arctanx+C 次に、定積分の定義に従い、不定積分に積分区間の上限と下限を代入し、その差を計算する。
∫−11x2+11dx=[arctanx]−11=arctan(1)−arctan(−1) arctan(1)=4π である。 また、arctan(−1)=−4π である。 したがって、
arctan(1)−arctan(−1)=4π−(−4π)=4π+4π=2π