問題64は、三角関数を含む定積分の問題を扱っています。具体的には、以下の3つの小問があります。 (1) $f(x)$ が $0 \le x \le \pi$ で連続な関数であるとき、$\int_0^\pi x f(\sin x) dx = \frac{\pi}{2} \int_0^\pi f(\sin x) dx$ が成り立つことを示す。 (2) (1)の結果を利用して、$\int_0^\pi \frac{x \sin x}{1 + \cos^2 x} dx$ を求める。 (3) $P = \int_0^{\frac{\pi}{2}} \frac{\sin^2 x}{1 + \sin x + \cos x} dx$、$Q = \int_0^{\frac{\pi}{2}} \frac{\cos^2 x}{1 + \sin x + \cos x} dx$ とおく。$P = Q$ であることを示し、これを利用して $P$ の値を求める。
2025/7/24
## 問題64の解答
1. 問題の内容
問題64は、三角関数を含む定積分の問題を扱っています。具体的には、以下の3つの小問があります。
(1) が で連続な関数であるとき、 が成り立つことを示す。
(2) (1)の結果を利用して、 を求める。
(3) 、 とおく。 であることを示し、これを利用して の値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
を計算します。
と変数変換すると、。積分区間は より 。
ここで、 を に書き換えると、
したがって、
(2)
(1)の結果を利用して、 を計算します。
なので、
と置換すると、。積分区間は より 。
したがって、
(3)
、 について、を示す。
と変数変換すると、。積分区間は より 。
したがって、。
と置換すると、、、。積分区間は より 。
なので、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)