各微分方程式に対して、特性方程式を立て、その解を求めます。特性方程式の解の種類に応じて、一般解を構成します。
(1) y′′′+y′′−4y′−4y=0 特性方程式は r3+r2−4r−4=0 です。 これを因数分解すると、 (r+1)(r−2)(r+2)=0 となります。 したがって、特性方程式の解は r=−1,2,−2 です。 これらは相異なる実数解なので、一般解は
y(x)=c1e−x+c2e2x+c3e−2x となります。
(2) y(3)+3y′′+3y′+y=0 特性方程式は r3+3r2+3r+1=0 です。 これは (r+1)3=0 と因数分解できます。 したがって、特性方程式の解は r=−1 (三重解) です。 三重解の場合、一般解は
y(x)=c1e−x+c2xe−x+c3x2e−x となります。
(3) y(4)+y(2)=0 特性方程式は r4+r2=0 です。 これは r2(r2+1)=0 と因数分解できます。 したがって、特性方程式の解は r=0 (二重解), r=i,−i です。 r=0の二重解に対して、c1+c2xが解になります。 r=i,−iに対して、c3cos(x)+c4sin(x)が解になります。 よって一般解は
y(x)=c1+c2x+c3cos(x)+c4sin(x) となります。