問題は、ベクトル場、位置ベクトル、電荷密度に関する3つの問題から構成されています。 * 問題1は、与えられたベクトル場 $\mathbf{A} = k\frac{\mathbf{r}}{r^3}$ について、その様子を図示し、球面上での積分を計算する問題です。 * 問題2は、位置ベクトル $\mathbf{r}$ について、閉曲面上の積分を計算し、ある等式が成り立つことを示す問題です。 * 問題3は、電荷密度 $\rho$ とベクトル場 $\mathbf{D}$ の関係 $\nabla \cdot \mathbf{D} = \rho$ が与えられたとき、立方体および球に含まれる総電荷 $Q$ を求める問題です。
2025/7/25
以下に問題の解答を示します。
1. 問題の内容
問題は、ベクトル場、位置ベクトル、電荷密度に関する3つの問題から構成されています。
* 問題1は、与えられたベクトル場 について、その様子を図示し、球面上での積分を計算する問題です。
* 問題2は、位置ベクトル について、閉曲面上の積分を計算し、ある等式が成り立つことを示す問題です。
* 問題3は、電荷密度 とベクトル場 の関係 が与えられたとき、立方体および球に含まれる総電荷 を求める問題です。
2. 解き方の手順
**問題1**
(1) ベクトル場 の様子を図示するには、原点から放射状に広がるベクトルを描きます。ベクトルの大きさは原点からの距離 の3乗に反比例するため、原点に近いほど大きくなります。
(2) 半径 の球面を考えます。球面の法線ベクトルは で与えられます。したがって、 です。 は、
球面上で なので、
(3) 球面 上で であり、 は定数なので、積分は
**問題2**
(1) 閉曲面 で囲まれた領域の体積を とするとき、ガウスの発散定理より、
なので、
したがって、
(2) 閉曲面 で囲まれた領域を とするとき、ガウスの発散定理より、
を示す必要があります。
**問題3**
(1) のとき、 の立方体に含まれる総電荷 を求めます。
総電荷 は、
(2) (k: 定数)のとき、半径 の球内に含まれる総電荷 を求めます。
総電荷 は、
3. 最終的な答え
**問題1**
(3)
**問題2**
(1)
(2)
**問題3**
(1)
(2)