Aさんは駅から右方向に進み、20日で同じ駅に戻る。Bさんは駅から左方向に進み、10日で同じ駅に戻る。運行本数と運行間隔が同じであるとき、AさんとBさんはいつ出会うか?

応用数学速さ距離旅人算
2025/7/25

1. 問題の内容

Aさんは駅から右方向に進み、20日で同じ駅に戻る。Bさんは駅から左方向に進み、10日で同じ駅に戻る。運行本数と運行間隔が同じであるとき、AさんとBさんはいつ出会うか?

2. 解き方の手順

まず、AさんとBさんの速さの比を求めます。同じ時間で移動する距離の比が速さの比になります。
Aさんは20日で1往復、Bさんは10日で1往復するので、Aさんの速さを vAv_A、Bさんの速さを vBv_Bとすると、以下の関係が成り立ちます。
20vA=10vB20 v_A = 10 v_B
したがって、速さの比は次のようになります。
vAvB=1020=12\frac{v_A}{v_B} = \frac{10}{20} = \frac{1}{2}
つまり、Bさんの速さはAさんの速さの2倍です。
次に、AさんとBさんが駅から同時に出発して出会うまでの時間を考えます。
AさんとBさんが進む方向は反対なので、出会うまでの時間は、2人の速さの和に対する距離の割合で計算できます。2人の速さの和は vA+vB=vA+2vA=3vAv_A + v_B = v_A + 2v_A = 3v_A です。2人が1往復する距離を1と考えると、出会うまでの時間は次のようになります。
出会うまでの時間=距離速さの和\text{出会うまでの時間} = \frac{\text{距離}}{\text{速さの和}}
ここで、距離は駅からの往復距離の半分と考えることができ、AさんとBさんが移動する合計距離は駅からの往復距離に等しくなります。Aさんの速さを1とすると、Bさんの速さは2です。駅から出発して出会うまでにかかる時間を tt とすると、Aさんの移動距離は tt、Bさんの移動距離は 2t2t となり、2人の移動距離の和は全体の距離である2 (駅から最遠点までの距離が1の場合)に等しくなります。
t+2t=2t + 2t = 2
3t=23t = 2
t=23t = \frac{2}{3}
これはAさんが20日で駅に戻る距離を基準にしているので、実際の時間(日数)を求めるには、20×23×2=203=62320 \times \frac{2}{3 \times 2} = \frac{20}{3} = 6\frac{2}{3}日となります。
ただし、問題文の「運行本数と運行間隔が同じ」という条件が何を示しているのかが不明確なため、この条件を考慮する必要があるかどうかは判断できません。
上記では、この条件は使わずに計算しました。

3. 最終的な答え

203\frac{20}{3}日 (または 6236\frac{2}{3}日)

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