1. 問題の内容
関数 の増減と凹凸を調べて、グラフの概形を描く。
2. 解き方の手順
(1) 微分を計算する。
まず、 の導関数 を求める。積の微分法を使うと、
次に、 を求める。これも積の微分法を使うと、
(2) 増減を調べる。
の符号を調べる。 であるから、 の符号は の符号と逆になる。
* のとき、 より は増加する。
* のとき、
* のとき、 より は減少する。
で極大値をとり、 である。
(3) 凹凸を調べる。
の符号を調べる。 であるから、 の符号は の符号と同じになる。
* のとき、 より は上に凸である。
* のとき、
* のとき、 より は下に凸である。
で変曲点を持ち、 である。
(4) グラフの概形を考える。
のとき、 である。
のとき、 である。
グラフは、 で増加、 で減少、 で上に凸、 で下に凸となる。また、 で極大値1をとり、 で変曲点 を持つ。
3. 最終的な答え
グラフの概形: グラフは で極大値1をとり、 で変曲点 を持ち、 で に漸近し、 で に発散する。