2つの放物線 $y = 2x^2 + 4x$ と $y = x^2 + ax + b$ の頂点が一致するとき、定数 $a, b$ の値を求める問題です。

代数学二次関数放物線頂点平方完成連立方程式
2025/7/24

1. 問題の内容

2つの放物線 y=2x2+4xy = 2x^2 + 4xy=x2+ax+by = x^2 + ax + b の頂点が一致するとき、定数 a,ba, b の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、それぞれの放物線の式を平方完成し、頂点の座標を求めます。
最初の放物線 y=2x2+4xy = 2x^2 + 4x について、
y=2(x2+2x)y = 2(x^2 + 2x)
y=2(x2+2x+11)y = 2(x^2 + 2x + 1 - 1)
y=2((x+1)21)y = 2((x+1)^2 - 1)
y=2(x+1)22y = 2(x+1)^2 - 2
したがって、この放物線の頂点は (1,2)(-1, -2) です。
次に、2番目の放物線 y=x2+ax+by = x^2 + ax + b について、
y=(x2+ax)+by = (x^2 + ax) + b
y=(x2+ax+(a/2)2(a/2)2)+by = (x^2 + ax + (a/2)^2 - (a/2)^2) + b
y=(x+a2)2a24+by = (x + \frac{a}{2})^2 - \frac{a^2}{4} + b
したがって、この放物線の頂点は (a2,a24+b)(-\frac{a}{2}, -\frac{a^2}{4} + b) です。
2つの放物線の頂点が一致するので、それぞれの頂点の座標が等しくなります。
a2=1-\frac{a}{2} = -1
a24+b=2-\frac{a^2}{4} + b = -2
一つ目の式から、a=2a = 2 が得られます。
この値を2つ目の式に代入すると、
224+b=2-\frac{2^2}{4} + b = -2
44+b=2-\frac{4}{4} + b = -2
1+b=2-1 + b = -2
b=1b = -1

3. 最終的な答え

a=2a = 2
b=1b = -1

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