選択肢の中から、二重根号を外すことができるものを選ぶ問題です。選択肢は以下の3つです。 1. $\sqrt{15 + 6\sqrt{6}}$

代数学二重根号根号平方根
2025/7/31

1. 問題の内容

選択肢の中から、二重根号を外すことができるものを選ぶ問題です。選択肢は以下の3つです。

1. $\sqrt{15 + 6\sqrt{6}}$

2. $\sqrt{19 + 4\sqrt{20}}$

3. $\sqrt{15 + 6\sqrt{12}}$

2. 解き方の手順

二重根号 a+bc\sqrt{a + b\sqrt{c}} を外すことができるかどうかは、a+bca + b\sqrt{c}(x+y)2(x + y)^2 の形に変形できるかどうかで決まります。(x+y)2=x2+y2+2xy(x + y)^2 = x^2 + y^2 + 2xy なので、a=x2+y2a = x^2 + y^2 かつ bc=2xyb\sqrt{c} = 2xy となる x,yx, y が存在すれば、二重根号を外すことができます。
各選択肢について検討します。
* 選択肢1: 15+66\sqrt{15 + 6\sqrt{6}}
15+66=15+25415 + 6\sqrt{6} = 15 + 2\sqrt{54}と変形できます。ここで、x2+y2=15x^2 + y^2 = 15 かつ xy=54xy = \sqrt{54}、つまり x2y2=54x^2y^2 = 54 となる x,yx, y を探します。x2,y2x^2, y^2t215t+54=0t^2 - 15t + 54 = 0 の解となります。この二次方程式を解くと、(t6)(t9)=0(t - 6)(t - 9) = 0 となり、t=6,9t = 6, 9 です。したがって、x2=6,y2=9x^2 = 6, y^2 = 9 とすると、x=6,y=3x = \sqrt{6}, y = 3 となります。よって、15+66=(6+3)2=6+3\sqrt{15 + 6\sqrt{6}} = \sqrt{(\sqrt{6} + 3)^2} = \sqrt{6} + 3となり、二重根号を外すことができます。
* 選択肢2: 19+420\sqrt{19 + 4\sqrt{20}}
19+420=19+28019 + 4\sqrt{20} = 19 + 2\sqrt{80}と変形できます。ここで、x2+y2=19x^2 + y^2 = 19 かつ xy=80xy = \sqrt{80}、つまり x2y2=80x^2y^2 = 80 となる x,yx, y を探します。x2,y2x^2, y^2t219t+80=0t^2 - 19t + 80 = 0 の解となります。この二次方程式を解くと、(t5)(t16)=0(t - 5)(t - 16) = 0 となり、t=5,16t = 5, 16 です。したがって、x2=5,y2=16x^2 = 5, y^2 = 16 とすると、x=5,y=4x = \sqrt{5}, y = 4 となります。よって、19+420=(5+4)2=5+4\sqrt{19 + 4\sqrt{20}} = \sqrt{(\sqrt{5} + 4)^2} = \sqrt{5} + 4となり、二重根号を外すことができます。
* 選択肢3: 15+612\sqrt{15 + 6\sqrt{12}}
15+612=15+210815 + 6\sqrt{12} = 15 + 2\sqrt{108}と変形できます。ここで、x2+y2=15x^2 + y^2 = 15 かつ xy=108xy = \sqrt{108}、つまり x2y2=108x^2y^2 = 108 となる x,yx, y を探します。x2,y2x^2, y^2t215t+108=0t^2 - 15t + 108 = 0 の解となります。この二次方程式の判別式は、D=(15)24(108)=225432=207<0D = (-15)^2 - 4(108) = 225 - 432 = -207 < 0 なので、実数解を持ちません。したがって、二重根号を外すことができません。

3. 最終的な答え

二重根号を外すことができるのは、選択肢1と選択肢2です。

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