(1) 行列Aが正則であるかどうかを判定し、正則であれば逆行列を求めます。
行列Aが正則であるための条件は、行列式が0でないことです。
行列式は det(A)=4×2−6×1=8−6=2 であり、0ではないため、Aは正則です。 逆行列は、
A−1=det(A)1(2−1−64)=21(2−1−64)=(1−21−32) となります。
(2) AX=B を満たす行列Xを求めます。 AX=B の両辺に左からA−1をかけると、 A−1AX=A−1B IX=A−1B となるので、
X=(1−21−32)(2315)=(1×2+(−3)×3−21×2+2×31×1+(−3)×5−21×1+2×5)=(2−9−1+61−15−21+10)=(−75−14219) となります。