関数 $y = x^2 e^{-x}$ の第4次導関数を求める問題です。

解析学微分導関数指数関数積の微分合成関数の微分
2025/7/24

1. 問題の内容

関数 y=x2exy = x^2 e^{-x} の第4次導関数を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、yy の導関数を順に求めていきます。積の微分 (uv)=uv+uv(uv)' = u'v + uv' と、合成関数の微分 (ef(x))=f(x)ef(x)(e^{f(x)})' = f'(x)e^{f(x)} を利用します。
1階微分:
y=(x2)ex+x2(ex)=2xex+x2(1)ex=2xexx2ex=(2xx2)exy' = (x^2)'e^{-x} + x^2(e^{-x})' = 2xe^{-x} + x^2(-1)e^{-x} = 2xe^{-x} - x^2e^{-x} = (2x-x^2)e^{-x}
2階微分:
y=(2xx2)ex+(2xx2)(ex)=(22x)ex+(2xx2)(1)ex=(22x2x+x2)ex=(x24x+2)exy'' = (2x-x^2)'e^{-x} + (2x-x^2)(e^{-x})' = (2-2x)e^{-x} + (2x-x^2)(-1)e^{-x} = (2-2x-2x+x^2)e^{-x} = (x^2-4x+2)e^{-x}
3階微分:
y=(x24x+2)ex+(x24x+2)(ex)=(2x4)ex+(x24x+2)(1)ex=(2x4x2+4x2)ex=(x2+6x6)exy''' = (x^2-4x+2)'e^{-x} + (x^2-4x+2)(e^{-x})' = (2x-4)e^{-x} + (x^2-4x+2)(-1)e^{-x} = (2x-4-x^2+4x-2)e^{-x} = (-x^2+6x-6)e^{-x}
4階微分:
y(4)=(x2+6x6)ex+(x2+6x6)(ex)=(2x+6)ex+(x2+6x6)(1)ex=(2x+6+x26x+6)ex=(x28x+12)exy^{(4)} = (-x^2+6x-6)'e^{-x} + (-x^2+6x-6)(e^{-x})' = (-2x+6)e^{-x} + (-x^2+6x-6)(-1)e^{-x} = (-2x+6+x^2-6x+6)e^{-x} = (x^2-8x+12)e^{-x}

3. 最終的な答え

y(4)=(x28x+12)exy^{(4)} = (x^2 - 8x + 12)e^{-x}

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