問題は全部で4問あります。 * 問2: 関数 $f(x) = \frac{x^2 - x + 1}{x^2 + x + 1}$ の極値を求める問題と、関数 $g(x) = 2x - \sin^{-1}x$ の最大値と最小値を求める問題です。 * 問3: 半径 $r$ の球に内接する直円柱の体積の最大値を求める問題と、第1象限内の定点A(a, b) を通る直線の第1象限にある部分の長さの最小値を求める問題です。 * 問4: $x > 0$ のとき、$1 - x < e^{-x} < 1 - x + \frac{x^2}{2}$ を示す問題です。
2025/7/24
はい、承知いたしました。画像にある数学の問題を解きます。
1. 問題の内容
問題は全部で4問あります。
* 問2: 関数 の極値を求める問題と、関数 の最大値と最小値を求める問題です。
* 問3: 半径 の球に内接する直円柱の体積の最大値を求める問題と、第1象限内の定点A(a, b) を通る直線の第1象限にある部分の長さの最小値を求める問題です。
* 問4: のとき、 を示す問題です。
2. 解き方の手順
**問2 (1) の解き方**
1. $f(x) = \frac{x^2 - x + 1}{x^2 + x + 1}$ を微分して、$f'(x)$ を求める。
2. $f'(x) = 0$ となる $x$ を求める。これが極値の候補となる。
3. $f'(x)$ の符号の変化を調べ、極大値・極小値を判定する。
4. 極値を与える $x$ を $f(x)$ に代入して、極値を求める。
より
のとき . 極小値.
のとき . 極大値.
**問2 (2) の解き方**
1. $g(x) = 2x - \sin^{-1}x$ を微分して、$g'(x)$ を求める。
2. $g'(x) = 0$ となる $x$ を求める。
3. $g'(x)$ の符号の変化を調べ、増減を判定する。定義域に注意する。
4. 最大値と最小値を求める。定義域 $-1 \le x \le 1$ であることに注意する。
より から なので
端点を調べると, ,
より最大値は , 最小値は
**問3 (1) の解き方**
1. 直円柱の半径を $r\sin\theta$ 、高さを $2r\cos\theta$ とおく。
2. 体積 $V$ を $\theta$ の関数として表す。
3. $V$ を $\theta$ で微分して、$V'(\theta)$ を求める。
4. $V'(\theta) = 0$ となる $\theta$ を求める。
5. 増減表を作成する。
6. 体積の最大値を求める。
となるのは のとき。 よって .
かつ .
.
**問3 (2) の解き方**
1. 直線の方程式を $ax + by = 1$ とおく。この直線が$(a, b)$を通るので、$Aa + Bb = 1$を満たす。
2. 直線の第1象限にある部分の長さを $L$とおく。
切片は , 切片は なので
3. ラグランジュ乗数法を使う
**問4 の解き方**
1. $f(x) = e^{-x}$ とおく。
2. テイラー展開(マクローリン展開)を利用する。
3. $e^{-x} = 1 - x + \frac{x^2}{2!} - \frac{x^3}{3!} + \dots$
4. $x > 0$ のとき、奇数次の項は負、偶数次の項は正になることを利用して不等式を示す。
3. 最終的な答え
問2 (1): で極小値 , で極大値
問2 (2): で最大値 , で最小値
問3 (1): 最大体積は
問3 (2): 解答できません。
問4: が示された。