まず、y=cosx の導関数をいくつか計算し、規則性を見つける。 y′=−sinx y′′=−cosx y′′′=sinx y′′′′=cosx 4階微分すると元の関数に戻ることがわかる。したがって、4階ごとに同じ関数が繰り返される。
y(4n)=cosx y(4n+1)=−sinx y(4n+2)=−cosx y(4n+3)=sinx 2n が 4 の倍数の時、2n=4k つまり、n=2k (kは自然数) のとき、 y(2n)=cosx 2n が 4k+1 の形の時、2n=4k+1 となる自然数 k は存在しない。 2n が 4k+2 の形の時、2n=4k+2 つまり、n=2k+1 (kは0以上の整数) のとき、y(2n)=−cosx 2n が 4k+3 の形の時、2n=4k+3 となる自然数 k は存在しない。 まとめると、nが偶数の時 (n=2kの時)、y(2n)=cosx nが奇数の時 (n=2k+1の時)、y(2n)=−cosx したがって、y(2n)=(−1)ncosx と表現できる。