マクローリン展開は、関数 f(x) を x=0 の周りで展開したもので、次のように表されます。 f(x)=f(0)+f′(0)x+2!f′′(0)x2+3!f′′′(0)x3+⋯ (1) f(x)=sin2x の場合: * f(0)=sin(2⋅0)=sin0=0 * f′(x)=2cos2x, f′(0)=2cos0=2 * f′′(x)=−4sin2x, f′′(0)=−4sin0=0 * f′′′(x)=−8cos2x, f′′′(0)=−8cos0=−8 * f(4)(x)=16sin2x, f(4)(0)=16sin0=0 * f(5)(x)=32cos2x, f(5)(0)=32cos0=32 したがって、マクローリン展開は次のようになります。
sin2x=0+2x+2!0x2+3!−8x3+4!0x4+5!32x5+⋯ sin2x=2x−68x3+12032x5+⋯ sin2x=2x−34x3+154x5+⋯ 最初の0でない3項は、2x, −34x3, 154x5です。 (4) f(x)=e−5x の場合: * f(0)=e−5⋅0=e0=1 * f′(x)=−5e−5x, f′(0)=−5e0=−5 * f′′(x)=25e−5x, f′′(0)=25e0=25 * f′′′(x)=−125e−5x, f′′′(0)=−125e0=−125 したがって、マクローリン展開は次のようになります。
e−5x=1+(−5)x+2!25x2+3!−125x3+⋯ e−5x=1−5x+225x2−6125x3+⋯ 最初の3項は、1, −5x, 225x2です。