5で割ると2余る整数Aと、5で割ると3余る整数Bがあるとき、A+2Bを5で割ったときの余りが3になることを説明する。

数論合同算術剰余整数の性質
2025/7/24

1. 問題の内容

5で割ると2余る整数Aと、5で割ると3余る整数Bがあるとき、A+2Bを5で割ったときの余りが3になることを説明する。

2. 解き方の手順

Aは5で割ると2余る整数なので、整数mを用いて A=5m+2A = 5m + 2 と表せる。
Bは5で割ると3余る整数なので、整数nを用いて B=5n+3B = 5n + 3 と表せる。
したがって、A+2Bは以下のように表せる。
A+2B=(5m+2)+2(5n+3)A + 2B = (5m + 2) + 2(5n + 3)
A+2B=5m+2+10n+6A + 2B = 5m + 2 + 10n + 6
A+2B=5m+10n+8A + 2B = 5m + 10n + 8
A+2B=5m+10n+5+3A + 2B = 5m + 10n + 5 + 3
A+2B=5(m+2n+1)+3A + 2B = 5(m + 2n + 1) + 3
ここで、m+2n+1m + 2n + 1 は整数なので、A+2Bを5で割ったときの余りは3となる。

3. 最終的な答え

A+2Bを5で割ったときの余りは3となる。

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