掃き出し法(行基本変形)を用いて、第2列の(1,2)成分と(2,2)成分を0にすることを考えます。
まず、与えられた行列をAとします。
A=201−2−31−13−3−321 (1,2)成分を0にするために、1行目から3行目の-2倍を引きます。
R1→R1−(−2)R3=R1+2R3 2+2(1)01−2+2(1)−31−1+2(−3)3−3−3+2(1)21=4010−31−73−3−121 (2,2)成分を0にするために、2行目から3行目の(-3)倍を引きます。
R2→R2−(−3)R3=R2+3R3 40+3(1)10−3+3(1)1−73+3(−3)−3−12+3(1)1=431001−7−6−3−151 最後に、2行目と3行目を入れ替えます。
413010−7−3−6−115 選択肢の中にこの行列がないため、手順が間違っているか、選択肢の中に正解がないと考えられます。
問題文の指示通り、(3,2)成分を用いて第2列を掃き出すことを考えます。
(3,2)成分は1なので、
1行目から3行目の-2倍を引きます。
R1←R1−(−2)R3=R1+2R3 2+2(1)01−2+2(1)−31−1+2(−3)3−3−3+2(1)21=4010−31−73−3−121 2行目から3行目の3倍を引きます。
R2←R2−(−3)R3=R2+3R3 40+3(1)10−3+3(1)1−73+3(−3)−3−12+3(1)1=431001−7−6−3−151 これを並び替えると、選択肢の中に似たものがあります。
3行目と2行目を入れ替えることで、413010−7−3−6−115となります。